好きでよく聴くアリエル・ポーゼンの新しいクリップ。
大人の子守唄のようで、深く染み入ります。
後ろの窓の外を、車が通り過ぎていくのが、都会の夜の情緒を感じさせます。
もう 15年ぐらい前にニューオーリンズを訪れたとき、最後の夜にカメラマンさんとミシシッピ川の近くの寿司屋でアメリカンな SUSHI を食べ、その帰りに、シャッターの降りた建物の前に座ってひとりスライドギターを弾く男がいたのを思い出しました。
その男のはもっとブルージーな感じだったけれど、やはり都会の夜の、大人の子守唄という趣だった。
「いいねぇ」とカメラマンさんと言いながら歩き、最後の夜だから、フレンチ・クォーターまで出て一杯やったような気もするけれど、記憶が定かではないや……。
その頃は、まさか自分がギターを弾くようになるなんて、思ってもいなかった。
そんなセンチな思いにさせてくれたこの曲、(スライドなしで)こんど真似してみよう、そうしよう。
と思ったけれど、〝Heart By Heart〟もやらないといけないなぁ、近いうちに……。