40→70 ギターでデビューする!

ヤマザキです。40歳でギターを始め、8年目に入ってしまいました(2021年現在)。無謀にも70歳までにデビューするという目標を立てているのだが、はたして……? 普段はライター業をしています。

来年は成り上がってやるぜ、なんて息巻いてみようかと。。

もう十数年も前になりますが、アメリカのニューオーリンズに取材で行けたことがあったのです。

ちょうどその年はエルヴィス・プレスリーの没後 30 年とかで、じゃあメンフィスでも行くか!? みたいな感じでしたが、ニューヨーク在住の戦場カメラマン(!)さんが、「いや、今行くんだったらニューオーリンズのほうが面白いよ」とのことで、というか、その鶴の一声で、ニューオーリンズに行くことになったのです。

※ 今から思えば、いい時代です。本当に、いい時代……(遠い目 笑)。

 

当時のニューオーリンズは、ハリケーンカトリーナ〟から 1年半が経ったぐらい。ようやく復興のメドが立つのかどうか、みたいな感じだったでしょうか。

しかし、それは街の中心部の話で、貧しい人たちが多く住んでいた地区は、やっと洪水によるがれきが取り除かれようとしていた頃でした。

例えば、えっと、、こんな感じ、、

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ガイドさんからも「あなたたちはなぜこんなところに来るの? 2 日前もここでシューティング(発砲事件)があったばかりで、しかもオリエンタル(我々のこと)がいちばん狙われやすいのに」といわれ、僕は背筋がゾッとして、(たぶん)寿命が 3年ぐらい縮んだのでした(爆)。

まぁ、一緒に行動した戦場カメラマンさんは『TIME』とか『Newsweek』で賞を獲っちゃうようなすごい方で、つまりは物騒なところにしか行きたがらないので(猛爆)、3 年ばかりの寿命と引き換えに(?)、とてもいい(あるいは、もう二度と御免被りたい)経験をさせていただきました。

 

さて、前置きが長くなりました。

ダーティ・ダズン・ブラス・バンドのメンバーにインタビューすることができ、その後、近くのレストランで昼食を摂りながら、カメラマンさんが言ったのです。

「この辺ってさ、僕が住み始めたばかりの、つまり 20年ぐらい前のニューヨークに雰囲気がすごく似ているんだよね。どういうところがというと、50歳を過ぎたオッサンが『オレはまだまだこれから成り上がってやるぞ』とか言ってるような雰囲気があるというか……。昔のニューヨークはそういう元気なオヤジばかりだったけれど、今はすっかりいなくなっちゃった」

 

そのとき、思い出しました。

レイモンド・カーヴァ―の短編を強引につなぎ合わせたロバート・アルトマンの映画『ショート・カッツ』で、トム・ウェイツ演じるオッサンが同じようなことを言っていたのを。

「いまに見ていろ、オレは成り上がってやる」みたいな……。

※ もう 20 年以上観ていないので、本当にうろ覚えなのですが。。

ショート・カッツ [DVD]

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あ、ちなみに 80’s 好きにはたまらない(?)ヒューイ・ルイスもチョイ役で出演しています(笑)。

guitar-itsuka.hatenablog.com

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さてさて。

本当に、前置きが長くなりました。

つまりは、僕も 50 を目前にして、成り上がってやるぞ、なんて思ってしまっているのです、なんということか(猛爆)。

もちろん、ギターで。

まぁ、つまりは、来年こそはギターをまともに弾けるようになるぞ、そしてレパートリーを量産するぞ、ということで。。

来年の抱負、でございました。

 

これを読んでくださった皆さま、よい年をお迎えください。