イスラエル出身のサクソフォニスト、オデット・ツールのグループによる、エルヴィス・プレスリーの〝好きにならすにいられない〟。
彼の、ECM からは初となるリーダー・アルバムより。
アルバムのタイトル・トラック。
抑制の効いた演奏が〝next to silence〟な感じです。
そして、徐々に徐々に、時間をかけて盛り上がっていくのがエモいなぁ……。
イマドキの俊英っぽく(?)、モーツァルトもバッチリ決めます。
こういう演奏って、パーッと発散するようなエネルギッシュなプレイよりも、実はかなりカロリーの消費量が多いのでは、と思ったりもします。疲れそうです。
だけど、リスナーとしては、熱帯夜のお供として、一日を反芻しながらクールダウンするのにいいんじゃないか、とも思ったりするのです。