40→70 ギターでデビューする!

ヤマザキです。40歳でギターを始め、8年目に入ってしまいました(2021年現在)。無謀にも70歳までにデビューするという目標を立てているのだが、はたして……? 普段はライター業をしています。

当時20代のウェイン・ショーターの「ほとばしり」がすごい 四半世紀ぶりに聴いたアート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズのインパルス盤

昨日の続きというか、書き忘れたことを。

 

guitar-itsuka.hatenablog.com

 

 思い起こすと、僕が〝Gee Baby ~〟を初めて聴いたのは、学生時代に、おそらくこのアート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズのアルバムでのこと。ということで、四半世紀ぶりに聴いてみました。

Art Blakey Jazz Messengers!!

Art Blakey Jazz Messengers!!

 

 

アート・ブレイキーといえば、日本でも大ヒットして、ジャズファンのみならず蕎麦屋の出前持ちみたいな一般の方も口ずさんだという『モーニン』とか、とかくファンキーという側面から語られることも多いと思います。「ナイアガラ」と呼ばれる爆発するようなロールとか。

だけど、この1961年のインパルス盤はそういう曲芸的な面は鳴りを潜め、代わりにアレンジやアンサンブルの美しさを前面に出しています。今改めて聴くと、ただまとまっているだけではなくて、やはりブレイキーのドラムはファンキーだし、そしてメンバーのプレイもそれぞれが際立っている。

これはいわゆる「隠れ名盤」なのでは!? 素晴らしい……。

 

youtu.be

ちなみに、〝Gee Baby ~〟はアルバムの最後を締めくくっていて、ホーン・セクションのリフがブルースの妖しい雰囲気を醸し出しています。

 

このアルバムで核となるのは、ジャズ・メッセンジャーズに音楽監督として入ったウェイン・ショーター。モードっぽい1曲目の〝A La Mode〟やビル・エヴァンスでも有名な〝Invitation〟といった、従来のブレイキーならやらないような曲も、ユニークにまとめている。〝You Don't Know What Love Is〟でのソロはとってもロマンティック。当時まだ20代で、そのプレイはまるでほとばしるようです。

と思ったら、ショーターとともにホーン隊を成すリー・モーガンカーティス・フラーもこのとき20代。いやぁ、みんなオトナだなぁ。

 

ちょっと、これはもっと聴いて、ギターに直接は関わってこないかもしれないけれど、いろいろ参考にしよう、と思った40代半ばのオッサンなのでした。