当時は 1970 年代や 80 年代のレコードばかり買っていた記憶があるのですが。
考えてみると、僕がレコードを集めていたのは 1990 年代の後半。つまり、そのレコードが作られてから、中古レコード屋さんで僕が手に入れるまでよりも、その後、ウチの押し入れの中で眠っていた時間のほうが長いんじゃないか、なんて考えると、ちょっとゾッとしてしまうのです……(笑)。
と、いうわけで(?)。
当時よく聴いてた記憶があるのが、ジミー・ウェッブの〝In Cars〟という曲。邦題は、〝美しき若葉の頃〟。当時の邦題は味があります。
TOTO の面々が参加していたりで、サウンドも完璧なうえに、コーラスでスティーブン・ビショップが入ってくるのもなかなか泣ける。。
そして何より、曲が素晴らしい。爽やかさと翳りのバランスが絶妙すぎる。
1982 年のアルバム『エンジェル・ハート』に収録されています。
この曲を、アート・ガーファンクルが取り上げたことを知ったのもこの頃で。
2 つのバージョンを続けて聴くと、ガーファンクルの声の透き通る感じが引き立ちます。こちらでコーラスとして登場するのはポール・サイモン。ある意味最強、あるいは反則(笑)。
後半のフリューゲルホルンが、緊張感を高めた後、まるでサイモン&ガーファンクルを彷彿させる軽快なアコギで終わっていくのもミステリアスというか、技ありというか一本勝ちというか……とにかく素晴らしすぎる。
ちなみに、フリューゲルホルン(トランペット?)はマンハッタン・ジャズ・クインテットなどで知られるルー・ソロフ。
1981 年の、アルバム『シザーズ・カット』から。タイトル曲もウェッブの曲で、やはり上記の『エンジェル・~』に収録されています。
ということで。これも青春の忘れ物。
いつかやってみようか、、といっても、こりゃあ絶望的に難しそうだなぁ……(涙)。