40→70 ギターでデビューする!

ヤマザキです。40歳でギターを始め、8年目に入ってしまいました(2021年現在)。無謀にも70歳までにデビューするという目標を立てているのだが、はたして……? 普段はライター業をしています。

ファシリテーター養成講座 体験編(2)

昨日の続き。

講座の後半は、ハイドンピアノ三重奏曲(いわゆるジプシー・トリオ)を使ったワークの紹介。


最初はこの曲だと伝えずに、に出てくるモチーフを使って「さあ踊りましょう~♫」
と歌い、
※ 「優雅に~♪」と付け加えるおがミソ

みんなで踊り、メロディーを覚え、そしてそのモチーフを使ったバリエーション作りにチャレンジ。


イメージ 1
楽器は鉄琴や木琴をはじめ打楽器を中心にして。
グループに分かれ、
「20分で作ってください」とスペンサー。

このハイドンの曲から、
当時の貴族たちのダンスの習慣が伺えること、
そして、曲の構造的には変奏曲の技法が
採られていること。

それらを知ってもらうためのワーク。
バリエーションの説明をするのに、
国芳の絵を使ったりするなど、
スペンサーのワークショップは、とにかく
驚きや新鮮な発見を伴う資料の提示の仕方が
素晴らしいなぁ、と思う。

最後は各グループが作ったバリエーションを、
実際のトリオに挟み込みながら演奏して、終了。

「このハイドンのワークは、テーマとバリエーションを子どもたちに知ってもらうために
やっていますが、当時のダンスはこういうものだ、とか
実際に身体を動かしたりとか、みんなで話し合ったりとか、さまざまな要素が入ってきます」

また、演奏の後、みんなが作ったバリエーションについて、
その特徴をちゃんと指摘することも忘れない。

「音楽は数学ではありません。正しいものができて終わり、ではないということです。
こうしたワークの場では、どれが正しい、ではなく、
みんなが『何を言いたいのか』をハッキリさせていくことが大事です。
そのための環境づくりをすことがファシリテーターの仕事で、観察力が重要になってきます」

あまりに濃い2時間半。
ここで興味を持ったり詳しく知りたいことが出てきた人は、
夏の講習を受けてね、と、終了。

最初はなんだか怖い顔していた参加者たちも、
最後は柔らかくなって、帰っていった。
クラシック音楽も、ただ難しいだけでなく、誰でも楽しめて、
知らず知らずのうちにさまざまなことを知るためのツールとして役立てることができる。
みんなそれぞれ、何かしらの発見を持ち帰ったことだろう。

と、ここで時間切れ、、
今日はこれから地方で仕事なので、おしまい。