昨日はレッスンに行ってきました。約一か月半ぶりです。
前回のレッスン。
この一か月半の間に、ロックのバッキングを、力を入れて練習してきました。
で、昨日、改めてスタジオでやってみたところ。
「まだまだですねぇ」と先生。「リズムマシンに合わせて、1 日に 1 時間ぐらい練習したほうがいいですよ」。
むぅ。
確かに、最初のころは何とかしないと、できるようにしないと、という思いもあって、毎日 1 時間ぐらいやっていたけれど、途中で嫌になってしまったり、仕事が忙しい時期もあったり、そして暑くてやってられなくなってしまったり(ウチは基本エアコン禁止、です)。だんだんと練習時間は減ってきてしまっていたように思います。ロックのバッキングも1 日 15 ~ 30 分で切り上げてしまっていました。
そして。
なんとなく(根拠もなく)、できるようになってきたんじゃね? という思いもあったのは否めません。
そういうのは伝わるものなのでしょう、というか、単純にできていなかったのでしょう。
先日、この本の著者さんに取材する機会があったのですが、この中に「一日練習を怠ると私にはわかる。二日怠ると批評家はわかる。三日怠ると聴衆がわかる」というパデレフスキの言葉があったのですが、その通りなのでしょう。
※ パデレフスキはポーランドの首相も務めたこともあるピアニストです。
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話はもどって。
リズムに乗っているのではなく、合わせているだけ。まだまだ先は長いですよ。
「1 時間やるというのは、30 分を過ぎてから、疲れて、というか力が抜けてきて、ようやくそこからスタートみたいなものなんですよね、こういう練習は」
ということで。
今日の午前中、時間をとってやってみました。ジャカジャカ、ジャカジャカと、再び。
すると。
30 分を過ぎてから、確かに「あ、この感覚!」というのはやってきました。この調子でいくと気持ちいいぞ、というのを掴めたような瞬間があって。最後はそれを噛みしめるような数分間でした。
で、終わると、久々に指が痛い! 右腕もちょっと硬い……。これが最近の自分に足りなかったものか、と思いました。
なるべく、朝早く始めるとか、少しでも時間をとって、この感覚を忘れないようにしないと。
この、音楽ができたというか、何かを掴んだような感覚って、ともするとすぐに逃げていってしまうから不思議なもの。だからこそ、みんなやめられないのでしょう。