40→70 ギターでデビューする!

ヤマザキです。40歳でギターを始め、8年目に入ってしまいました(2021年現在)。無謀にも70歳までにデビューするという目標を立てているのだが、はたして……? 普段はライター業をしています。

朴葵姫のニュー・アルバム『ハルモニア』がジェイムス・テイラーにつながっていたなんて!(かなり強引)

先日、ギタリスト朴葵姫さんのニュー・アルバム『ハルモニア』を紹介するインタビューを執筆させていただきました。

mikiki.tokyo.jp

 

Harmonia -ハルモニア-

Harmonia -ハルモニア-

 

アルバムについては、書かせていただいた通りで、 ギタリストがギタリストのために書いた現代の作品を取り上げるというコンセプトにした、彼女にとって新機軸となる作品。特に押尾コータロー渡辺香津美による委嘱作品は大きな注目を集めると思います。実際、どちらの曲も作った人の特徴がとてもよく出ていると思いました。

 

クラシックの現代作品というと、どうもとっつきにくい印象がついてまわってしまうのですが、ギターについては例外かもしれません。

作曲家(このアルバムの場合はプレイヤーでもある)はポップスやジャズの影響を少なからず受けているし、これはギターという楽器が音楽の世界で表舞台に出てきたのが20世紀に入ってからで、ブルースからジャズの流れというのはどうしても無視できないというのと無関係ではないと思います。

 

それで。

原稿では文字数の関係で入れられませんでしたが、今回のアルバムで取り上げている、ケビン・カラハンという作曲家の作品は、特に綺麗だな、と思いました。

 

youtu.be

本人が弾いている動画ですが、どこかパット・メセニーを思わせるような郷愁(これも「なつかし」かな?)を感じます。

彼のウェブサイトを見てみると、いきなりストラトを弾いている写真が出てきて(ちなみに61年だそうです)、やはりいろんな音楽からインスピレーションを得ているそうです。

インタビューもあって、頑張って読んでみたら、彼はクラシックはもちろんのこと、ジャズにはかなり傾倒したようです。また、高校生の頃にはフォーク・ロックにハマって、特に強い影響を受けたのがジェイムス・テイラーなのだそうです。パット・メセニーJTからの影響を語っているインタビューを聞いて、なるほどと思ったとも。

 

youtu.be

パット・メセニーはその名も『ジェイムス』という曲を作っていますね。

 

とにかく。

SNSでは2~3人を介せば、もう首相とか大統領クラスの有名人とつながることができる、なんてことが言われたりますが。

本当に強引ではあるのですが、ケビン・カラハンというギタリスト/作曲家を通して朴葵姫とJTがつながった、なんて思う瞬間が、とても幸福であるように感じるのです。

こういう発見(?)というか、想像を膨らませるのは、かなりロマンティックではありますが、音楽を聴くひとつの楽しみだと思うのです。