40→70 ギターでデビューする!

ヤマザキです。40歳でギターを始め、8年目に入ってしまいました(2021年現在)。無謀にも70歳までにデビューするという目標を立てているのだが、はたして……? 普段はライター業をしています。

「青春の忘れ物」、再び……。 シルヴァン・リュックの黒くはないけど熱いジャズ・ギター

昨日、トム・イバラのウェブサイトを見ていたら、シルヴァン・リュックの名前が出てきて、懐かしくなってしまいました。

 

guitar-itsuka.hatenablog.com

 

もう20年くらい前になるだろうか、この、ギター・トリオ作品を確かディスクユニオンで買って、かなり愛聴していたのだ。

Trio sud (feat. André Ceccarelli & Jean-Marc Jaffe)

Trio sud (feat. André Ceccarelli & Jean-Marc Jaffe)

 

 

youtu.be

アルバムの冒頭を飾るデューク・ジョーダンの〝Jordu〟からスピーディでスリリングかつ歌心もあるという、つまりは全開で。トリオだとピアノの役目もギターが担っている。

そして、ナイロン弦のギター。これが独特の温かみとキレの良さを生んでいて。久々に引っ張り出して他の曲も聴いたけれど、いわゆるアメリカのジャズ的な、ブルース臭さ(黒っぽさ)は感じない。一聴するとクールに感じるんだけど、ベース、ドラムと反応し合って生まれるエネルギーはとてつもなく熱い。この熱さが、ジャズなんだろうなぁ

あぁ、素晴らしい。

 

当時は、結局この1枚だけを聴いて終わってしまったけれど、この、同じフランスのギタリスト、ビレリ・ラグレーン」とのデュオ・アルバムも人気らしい。これも聴いてみなくっちゃ……。

Duet

Duet

 

 

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2人のライブ。スティーヴィー・ワンダーの〝Isn't She Lovely〟。こちらもテクニックが「歌」にまで昇華していて素晴らしい。。2人とも緩急の付け方が絶妙でうっとりしてしまう。ナイロン弦ギターとフルアコ、2種類のギターの対比も楽しめるのもポイントかな。

いずれにせよ、これも「青春の忘れ物」。

また音楽を聴く楽しみが、ひとつ増えました。