40→70 ギターでデビューする!

ヤマザキです。40歳でギターを始め、8年目に入ってしまいました(2021年現在)。無謀にも70歳までにデビューするという目標を立てているのだが、はたして……? 普段はライター業をしています。

越境する音楽家 ピアニストと考えるクラシック音楽

昨日は、上野学園大学のワークショップ

講師は、ピアニストの仲道郁代氏と、心理学者の丸山慎氏と阿部廣二氏。

クラシック音楽は敷居が高い」という声をなんとかしようとしている
ホール関係者たちを見て、
20 年ほど前から音楽普及のための鑑賞プログラムを始めたという仲道さん。

だけど、プログラムをやりっぱなし(その場で納得して終わり)でいいの?
そもそもなぜ、クラシック音楽を広めたいの?
ただ演奏するだけでいいの?
と、いろいろ意欲的に活動(越境)する反面、数々の「?」とともに、戻ってくる。
つまりは「わからない」と。

楽家としての根源的な問いと向き合う仲道氏の問いに、
発達心理学という立場から丸山氏と阿部氏も交え、「音」と「行為」といった側面からも考えていく。

「『わからない』がテーマなのに、「わかりやすさ」を求められるからいけないんだ」
とあっけらかんと(?)腑に落ちた感じの仲道氏がおかしかった。
これで午前の部は終了。


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午後は講師も参加して「大きな木」の
グループに分かれ、
「自分はどのような立場で音楽に
関わっているのか?」
「現代の社会の問題点は?」
「100 年後の理想的な社会とは?」
「その実現に向けてどんなワークショップを
やったらいいと思う?」

さまざまな問いに、メンバーたちは付箋に
イデアを書き、それを集め、散らしたりして
大きな木のように根、幹、葉、果実、そして土に、
していくのだ。限られた時間のなかで。

私たちのグループは、
「成熟した自由を謳歌できる社会」
の実現のために、


野菜で楽器をつくり、第1 次産業をリスペクトするワークショップをやろう! とそこまで考えた。



イデアのひとつは、コレだ。

ワークショップ中は思い出せなかったが、帰ってきて調べたら出てきた。

ウィーンのベジタブル・オーケストラ。
面白いこと考える人がいるもんですねぇ。

ところで。
ここまで具体的な案まで出したのは我々のグループだけで、
ほかのグループはいろいろ深い概念的なところで深い議論をしているうちに
時間切れになったらしい。
だからといって、それは悪いことではなく、
その課程でどんな議論が交わされたのかが大事。
正解はない。答えのないところで何をどうするか。そして何を見つけるか。
ここがワークショップの深いところである。

そこで全体のまとめをして、午後の部も終わり。
怒涛の8 時間、であった。

そろそろこちらも時間切れ。
30 分で書くのはちょいとキツかったな。。
ということで、おしまい。