昨日は、日生劇場でオペラ『ラ・ボエーム』 を。
「五島記念文化賞オペラ新人賞」を
受賞している演出の伊香修吾さんが、
※ 妻の友人である
海外研修を行い、その成果発表公演である。
今回はなんと日本語での公演。
しかし、字幕も出るのでついついそちらを
見てしまった。。
指揮の園田隆一郎さん曰く、
「日本語とイタリア語ではアクセントが決定的に
違うので、そこがいちばん苦労したところで、
伊香さんや翻訳の宮本益光さんと対話を重ねた」と。
日本語および、
冒頭と最後に、何年後、ミミの墓参りに集まったシーンを挿入する演出など、
人によって好みは分かれるだろうが、
私はなんの違和感なく、楽しむことができた。
第四幕の、コッリーネによるアリア「外套の歌」がよかったな、、話の流れ的にも、、
そして、ご本人も「照明にもすごくこだわった」と言っていたが、
光が美しかった。
今回のいちばんの印象は、それかもしれない。
特に、屋根裏部屋の光は美しかった。
フェルメールとか、
私の好きなハンマースホイを
思わせる透明だけど
そこが憂いを含んだ光。
窓の外は見えないけれど、
そこからは重い雲の下、建物の煙突が
並んでいるのが想像できるような。
思わず息を飲んでしまった。
あんま関係ないが、
写真は、数年前に行った
ハンマースホイ展の図録。。
この光、なんだりょなぁ。
ということで、今日は時間切れ。
これからギター仲間と練習、である。
こんな光を思わせるような、叙情的なギターが弾けたらいいよなぁ、、
おしまい。