最初は押し付けられるように聴いていた洋楽だが、
そのうちに好きになってしまう、
というのはよくあるパターンだろう。
ダリル・ホールの歌いまわしは、ギターを始めたいま、
ふたたび重要なモチーフになりつつある。
とにかく。
私が中学に入ると、姉は高校に入り、
レコード屋のある町まで通学するようになった。
彼女が入学祝いに手に入れたのは、アイワのコンポだった。
レコードが聴ける。
そして、たしか5月か6月頃だったろ思うが、
ブルース・スプリングスティーンの『ボーン・イン・ザ・USA』 を買ってきたのだ。
姉が買ったものは、私も欲しい。
ということで、使わずに置いておいた、その年のお年玉を、
レコードに費やすことに決めたのだ。
で、これが流行っていたので、、
(実にウン十年ぶりに聴いたが、、ストレートで気持ちの良いロックンロールだ)
ブライアン・アダムスの『レックレス』 を買うことに決めた。
お金を渡して、姉に託した。
たしか買ってきてくれたのは土曜日で、
私は部活が早めに終わって、帰ってきたらあったのだ、『レックレス』 が。
レコード針を恐る恐る手に持ち、落とす。
そして流れてきたのが、この曲のイントロ。
この時はまだシングルカットされていなく、初めて聴いた。
このギターリフが流れてきた瞬間は、忘れられないなぁ。。
夏の強い光が部屋に差し込んできて、キラキラと輝いて見えた。
※ ま、いまから思えば、ただの埃、なんだけどな…
だけど、レコード一枚買うことが、一大イベントだったというワケだ。。
ということで、時間切れ。
今日のところはここでおしまい。