40→70 ギターでデビューする!

ヤマザキです。40歳でギターを始め、8年目に入ってしまいました(2021年現在)。無謀にも70歳までにデビューするという目標を立てているのだが、はたして……? 普段はライター業をしています。

ダメなオトナ。

今日は、本番前の、最後のレッスンでした。
ギターの。

そんでもって、本番前に、
最初で最後、
ギターと歌に、マイクを通したのです。

…………。

いやぁん、、、

ウチで練習してるのとは、全然、違う~
まぁ、当然だけど。。

マイクを前にしただけで、キンチョーするし。。
本番は、どうなることやら。

わかったことは、、、
あんまり、欲張らない、ということ、ですね。
人前だからといって、あんま特別なことを、やろうとしない。
習ったことを、そのままやるのが、
いちばんいい。

欲張らない。

…………。

そんな心境になっている、ヤマザキです。
皆さま、いかがお過ごしでしょうか。
今日は、いい天気でしたね。


さて、急に思いだしたのです。
先日の、ワークショップ(くわしくは、ココから……)、

自分が時間配分をミスらなければ、
ムラカミさんのCDから、一曲、音源を流そうと、思っていたのです。



ここで、
ダイジェストが聴ける。

トラッドを集めた、
シンプルで、
美しいアルバム。

日々の生活の、
垢を取ってくれる音。

そう、
欲張らない……。



ムラカミさんは、
ハープを弾いていた。
金曜の夜。


イメージ 1


詳しくは、
音遊人』最新号を
見てね!!



買って!

…………。

ここは、欲張ろう。。






「放っておいてくれるのが、いいよね」

と、ムラカミさんは、言った。

コーヌコピアのお客さんは、聴きたい人は聴くし、
おしゃべりに没頭したい人は、そうする。
別にお金払ってライブを観にきたワケではないし。
ごくごく自然のこと。
まずそもそも、メシ食いに来てるワケだしさ。

だけどさ、みんな、聴いてないようでいて、聴いてるんだよね~。
ちゃんと。
聴いてるぞ! というプレッシャーを、奏者に与えない、のかな。。
音楽があることは、
特別なことではない、というか。
なんだか、とっても、深い気がする。。


それで、彼の演奏が終わった後。
ムラカミさんの友達が、ハープを弾き始める。
コードを確かめるような感じで。

「あ、ダミアン・ライスだ! 『O』ってアルバムに入ってるんだ。
いいアルバムだよねぇ~。大好き!!」



で、その、お友達が
弾き語っていた曲
“The Blower's
Daughter”。

ホラ吹きの娘。

こういう、
人を食ったような
タイトルのつけ方、
ヤマザキ的に、
ツボ……。





店は閉店の時間。
客はみんな帰り、スタッフは片づけを進めるなか、
お友達は歌い続ける。
「君から目が離せない」。

だけど、スタッフは、何も言わない。

放っておいてくれる。


「なんか、ONCE” って感じだよねぇ~」
と、ガイドのナオコさん。

この日は、ダブリン取材の初日で、
僕は、ひとまずは無事に一日が終わった安堵の思いで
ホテルの部屋に戻り、
ほどなくして意識が遠のいていったのだった。。




で、“The Blower's Daughter”。

映画 『クローサー』で、使われているんスね。





映画のオープニング。

考えてみると、
こんなにおバカな
映画もない……。

モーツァルトの時代も、
現代も、
人間の考えることは
全く変わってない、
ということか。

「ハロー、


キャストでごまかしてるのかもしれないけれど、
内容は、
笑えるほどバカバカしい。
ダメなオトナたちの物語、って感じだ。

欲張ってばっか。。


子ども扱いされるアンナ(としておく……。 ナタリー・ポートマン)が
いちばんマトモだったという。。

だけど、
そんなダメなオトナを、
「実は、みんなそうなんじゃないの?」
と肯定しちゃってる感じが、
憎めない。

これは、ダメなオトナたちに向けた、人生賛歌なのか。。


そして、「君から目が離せない」と、
哀しいまでに連呼する、ダミアン・ライス

放っておけない。

これはその、あまりにもくだらない内容を中和するのか、
それとも、
バカバカしさに水を注ぐ促進剤か。

なかなか、この曲を使ったセンスには脱帽するんでやんす。


と、そんなことを考えましたとさ。

おしまい。

それでは、この辺で。

明日から仕事、という方も多いと思いますが、
皆さまにとって、素敵な一週間になりますように。