40→70 ギターでデビューする!

ヤマザキです。40歳でギターを始め、8年目に入ってしまいました(2021年現在)。無謀にも70歳までにデビューするという目標を立てているのだが、はたして……? 普段はライター業をしています。

なりたい自分に、なってるかい?

過去と闘って何が悪い!?
 
過去を超えようとして何が悪い!?

未来は俺が作る!!

なりたい自分になる!!!


いまから約2年前、IWGPチャンピオンだったときに、中邑真輔が言い放った言葉でございます。
ボマイェという、シンプルな必殺技(走り込んでの膝蹴り)を武器に、
G1クライマックスで連勝街道をひた走り、優勝は逃したものの、
9月のタイトルマッチで勝って、ついにチャンピオンに。
しかし、彼にとっては、戴冠よりも、妥協のないストロング・スタイルという、
一本筋の通ったスタイルを彼がやっと身に付けたことに、大きな意味があったと思う。

ちなみに、そのとき彼が闘おうとしていた“過去”とは、
タイトル創設者の、あの「元気ですかー!!」のお方で、
ご本人は「アイツは馬鹿か? 俺が現役を引退してから何年経ってると思ってんだ」と
まったく相手にしなかったのですが・・・。トホホ。


そして、、
昨年タイトルを手放したあとは、CHAOSというヒール軍団のなかでいまひとつ存在感を発揮できず、
新日本の主役は棚橋に奪われ、挙句の果てにはストロング・スタイルとは
どう考えても結びつかないルチャな国、メキシコ遠征に行かされる始末。
太陽的な輝きを放つ棚橋に対して、今の新日本は中邑をダーク・ヒーローに
仕立てあげようとしているのかもしれない。
「中邑さんよぉ、なりたい自分に、なってるかい?」(真壁刀義風に)
といいたいありさまなんである。
今年のG1は、どーなる??


すみません、プロレスネタが長くなりました。。。
ヤマザキです。
皆様いかがお過ごしでしょうか?
私はこの何日か酒を抜いて、快適です。

それでもって、この前買ったCDの続きです。
買おう買おうと思っていて、つい1ヶ月以上が過ぎてしまいました。

さて、今や“現代の三大ギタリスト”の一人に数えられるデレク・トラックスと、
その妻であり、自らもブルース・ミュージシャンであるスーザン・テデスキとの双頭バンドです。
ツイン・ドラムにホーン・セクションも入って、11人の大所帯です。
もうこの編成を見るだけで、南部臭プンプンの、ロイクでイタナい感じのアメリカン・ブルーズ・ロックが
聴こえてきそうです。じゅるっ。


自らのデレク・トラックス・バンドのほか、オールマンの一員としても活躍するデレク。
私は観ていないのですが、クラプトンのバンドで来日もしているようなので、
それでご存知の方も多いのでは。
そしてソロとして何枚もアルバムを出しているテデスキ。
2人とも確固としたキャリアがあるので、これが「デビュー盤」と言われても
いまひとつピンとこないのですが、、、

まあそんなことはどーでもいいのです。
なにしろ、一曲目'Don't Let Me Slide'からして、「これ、リトル・フィートですか?」とでも言いたくなる
レイドバックしたサウンドがたまらないのですから。

テデスキ、まるでボニー・レイットみたい。いい味出してます。
実は、昔彼女のCDを一枚買ったことがあるのだが、全然印象に残ってない。
こんないい歌手だったなんて、、また聴き直してみなくちゃ。
そして、デレクはスライド弾きまくりっ!! 音良すぎ!!!
そして、かゆい所に手が届くように、モダンなホーンセクションや鍵盤が絶妙の味付けをしてくれるので、
古いようで古くない、オリジナルな世界が構築されているのであります。
素晴らしっ。


親父さんだけでなく、三大ギタリストの名前までついて回るデレク。
しかし、このアルバムを聴く限りは、過去と闘うどころか、もう過去と同化し、自らの音楽として
飲み込んで消化してしまっている感じ。
しかも、奥さんとのバンドだぞ。息もピッタリで楽しそうだなあ。
なんかこうやって書いてると、もうマジに“なりたい自分”に着々と近づいている感じがして、
うらやましいぞ。


おぉい、中邑さんよぉぉおお、
デレクみたいに、なっちまおうぜぇええ~。

今年のG1は、やっぱり行けるメドたたず。。
どーなる!?
ま、いいや。
おしまい。