40→70 ギターでデビューする!

ヤマザキです。40歳でギターを始め、8年目に入ってしまいました(2021年現在)。無謀にも70歳までにデビューするという目標を立てているのだが、はたして……? 普段はライター業をしています。

アイシテマ~ス!? そしてヒロシマ交響曲

このブログを覗いてくださった皆さん・・・・・・

愛してま~す!!

と、棚橋弘至の決めゼリフを勝手にカバーしてみるヤマザキです。
キモイ~~。


棚橋もコレを言い始めた時は、歓声とブーイングが半々でした。
ひょっとしたらブーイングのほうが多かったかもしれません。
いわゆる“ストロング・スタイル”を掲げる新日本プロレスの中で、
彼の明るい(チャラい)キャラクターは、 明らかに異質だったからです。

しかし、周囲に何を言われようが言い続けたことと、日々の高い試合内容でファンを納得させ、
今やコレを聞かないと帰れない、皆が共感し、ハッピーエンドになれるタナの代名詞的セリフにまで昇華させたのであります。今じゃアメリカでも通じるぞ!!
今年のG1はどうなる!?


まあさておき、日曜日は久々にCDショップに行ったんである。
そしたら、気になっていたけどまだ入手していなかったものとか、見てたら欲しくなっちゃったものとか、
ついついいろいろ買ってしまったのだ。

で、まず聴いたのが、コレ。
佐村河内守交響曲第1番《HIROSHIMA》
大友直人指揮・東京交響楽団


佐村河内はゲームや映画の音楽でも注目された作曲家で、この作品は2003年の作。
彼は被爆2世である。この曲も、タイトルからも察せられる通り、広島の原爆を忘れず、平和への祈りを後世にまで伝えていくことを目的として作られた曲。
初演は2008年(全三楽章のうち、第一、三楽章)、全楽章の初演は昨年の8月14日。
で、コレが初の録音となる。

運命。絶望。そして希望。
この3つをそれぞれの楽章のテーマに、全曲80分にも及ぶ大作だ。
延々と深い暗闇が続く第一、二楽章。やっと一輪の光が差し、希望へと変わっていく第三楽章。

私が思うに、この曲のポイントは、作曲の手法が、いまやツマラナイ音楽の代名詞的な感じになってしまっている「現代音楽」のそれではなく(現代音楽って響きが、既にロマンチックじゃないよね。ま、ネーミングの問題だけど)、ワーグナーブルックナーマーラーなど、19世紀後半から20世紀初めの、ある意味交響楽曲の成熟期に作られた楽曲の薫りを感じさせること。

私の場合、この頃の交響曲って、曲全体というよりも、ふっと聴き手のココロを持っていってしまうようなフレーズ、瞬間が随所にちりばめられていて、それにハマれるかどうかが、曲を好きになれるかどうかの分かれ目なんである。

ま、つまりはメロディックな瞬間があるかどうか、ですね。


で、この《HIROSHIMA》は、運命と絶望の第一、第二楽章でも、ふっと希望的なフレーズが現れては消え(消され)、それを繰り返してタメにタメて、それが第三楽章の最後でやっと、まるで報われるかのように明るい音の流れとなっていくのである。

闇は深くて大きいほど、そのぶん光の尊さを知ることができる。
フィナーレへの流れはもう、感動的なんである。大友&東響のダイナミックな演奏も圧倒的。
素晴らしい・・・・・・。
もっとこの人の作品、聴いてみたくなりました。


本来、作曲家の出自もあって、広島のための曲ですが、
初めて録音されるのが今年で(CDも7/20の発売だから、原爆の日を意識したのでしょう)、
しかもレコーディングが4/11(と12)だったのは、これも、運命ですね。
11日には3.11以来最大の余震が東日本を襲いました。
その時彼らは第三楽章の演奏中だったそうですが、そんなことは微塵も感じさせない堂々たる演奏だと思います。

オーケストラというものが世界共通の演奏フォーマットになって、
世界中のオケが日本のためにモーツァルトの「レクイエム」や、
マーラーの5番(記憶に新しいところではハーディング&新日本フィルでしょうか)を
演奏しています。

この夏を機に、この曲も演奏機会が増えて、多くの人に聴いてもらえたらいいなあ、と思いました。
外国の方にも聴きやすいのでは? と思います。
そうすることで、この曲もインターナショナルになっていくではないでしょうか。



話がデカくなりすぎました。。。
ということで、今年の8月14日は、G1クライマックス・両国大会もあります。決勝戦です。
行けるメドが立っておりません。、
イケメンゴールデンスター飯伏クンの出場も決まったというのに・・・。
ま、いっか。
おしまい。