昨日は、アイルランド出身のシンガーソングライター、ウォリス・バードのライブを観に行ってきました。
このブログを覗きに来る方なら、これの、冒頭だけでも観れば彼女のすごさが分かってもらえるのでは、と思います。
右利き用のアコースティックギターをひっくり返してサウスポーでかき鳴らす。そのグルーヴ感がまたすごい。
また、エフェクターや音響をうまく使って、ひとりで演奏しているのに音に広がりと奥行きを生み出す。
そしてどこまでもソウルフルな歌。マイクを通しているとはいえ、呟くように歌っても会場の後ろまで届くのは、言葉に何かが宿っているから、だろうか。
そんなこんながひとつになった 2 時間弱のステージ。観客に気軽に話しかけてコミュニケーションも楽しみながら。その音楽は親しみがあるようでいて、だけど絶対に近づけないような何かがあって。
音楽にすべてを込めた者にしか出せない神々しさ、といえばいいのだろうか。
たぶん、ギターは練習すればうまくなる(僕は彼女みたいには絶対無理だけど……涙)。だけど、昨日の彼女のような空気を出すには(だから、出せないけど……)、全身全霊でやらないと。
そう、シンプルに言えば、音楽に心を込めるという、言うのは簡単だけどやるのはとてとても難しい、永遠の課題みたいなものが見えたのでした。
終演後、彼女のギターをパチリ。ストロークによって穴が開いてるのがいいですね。
エフェクター類は、今回も何が何だかわからず。。