Guitar Player に UP されていた、サマンサ・フィッシュの記事を見ました。
「彼女の音楽人生を変えた 5 つのリフ」みたいな。まぁ、この場合は「リフ」なんだけども「曲」といってもいいかも、という感じなのかな。
上のリンクから動画も観られます。
彼女が選んだ曲は以下の通り。
- ミシシッピ・フレッド・マクダウェル 〝シェイク・エン・オン・ダウン〟
- トム・ペティ&ハートブレイカーズ 〝アメリカン・ガール〟
- フレディ・キング 〝セイム・オールド・ブルース〟
- ブラック・サバス 〝ウォー・ピッグス〟
- R.L. バーンサイド 〝ゴーイング・ダウン・サウス〟
サマンサ・フィッシュといえば、ミシシッピ・ブルースからソウル・ミュージックまで、オールドタイミ―なアメリカのブラック・ミュージックをベースにしているアーティスト、という印象でした。だから上のリストにブルースマンが出てくるのは当然のこと。
そして、ブラック・サバスの〝ウォー・ピッグス〟はカヴァーしている。
彼女にとってブラック・サバスはブルースなのだそうだ。
確かに、ツェッペリンとかディープ・パープルとか、この辺はみんなブルースの要素がありますよね。だからさもありなんという気もします。
で。
ひとつ意外だったのは、トム・ペティの曲が入っていたこと。
確かに、ペティもアメリカンなアーティストなのだけれども、彼の音楽から感じるのはフィッシュの音楽から感じる「黒さ」とはちょっと結びつかなかったのです。
彼女のご両親がペティのファンだったのがきっかけらしいけれども、マイク・キャンベルのギター、特にこの曲のソロにはかなり感銘を受けたそうです。
と、ここまで書いてもしや、と思って調べてみたら。
やっぱり、やってた。。自分が観ていなかっただけだ。。
オリジナルのソロに忠実でありつつも、ブルージーなテイストを入れている印象です。
サマンサ・フィッシュは折に触れてチェックしていたつもりでしたが、このカヴァーには気づかなんだ。
まぁだけど、そのぶん嬉しい出会いになったのでした。
そういえば。
今日リンクした動画で彼女が弾いてるテレキャスタイプのギター、最近は見ないけれど気になります。フィッシュ(魚)をモチーフにしたサウンドホールを持つ 2 ハムのテレキャスタイプ。。
Delaney Guitars によるシグネチャー・モデル。画像は Delaney Guitars のサイトより。
こうしていろんなことを知っていくのは、楽しいものです。
【追記】
彼女が〝American Girl〟とマイク・キャンベルについて語っています。