昨夜、寝る前に聴く音楽を探していたら、この、ゾフィア・ボローシュ(という読み方でいいのかしら?)というギタリストの動画に行き着きました。
あぁ、ECMか……。最近チェックしていなかった……。
このピンと張りつめながらも、温もりを感じるような、静けさの中にふと何かの気配が現れるような空気のざわめきというか……。この細かな揺ぎがとても美しいな、と思ったのでした。
彼女はプラハで生まれたハンガリー人なのだそうで、この動画は彼女の2016年のアルバムから。13年の前作ではドミニク・ミラーやラルフ・タウナーの曲もやっているそうです。ちょっとそちらも聴いてみたいと思いました。
さて、この美しい曲、〝Nocturne〟を作ったマティアス・デュプレッシーという方はどんなアーティストなのかと思ったら。
おおお!
二胡、モンゴルの弦楽器モリンホール、そしてスウェーデンの楽器ニッケルハルパをフィーチャーして(violon of the worldと銘打ってますね)、オリエンタルな音楽で飛ばしてます。〝Nocturne〟の落差、面白いですね。素敵です。好きです、こういうの。
- アーティスト: Mathias Duplessy & The Violins Of The World
- 出版社/メーカー: Absilone
- 発売日: 2016/06/10
- メディア: CD
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こちらでは歌も披露!?
彼は作曲家として映画音楽にも関わるいっぽう、マルチ奏者としてギターのほかさまざまな楽器を操り、またジャズやフラメンコをはじめ、ワールドミュージックの分野でも活躍しているそうです。つまりは全方位的、ということでしょうか。
とにかく。
やはりギターに関しては、いろんな音楽を吸収した現代の作曲家が生み出す作品は面白いな、と思った次第。
ギターを起点にして、少し調べるだけでいろんな音楽に巡り会える。音楽を聴く楽しみが増えるのは、幸せなことだと思います。