40→70 ギターでデビューする!

ヤマザキです。40歳でギターを始め、8年目に入ってしまいました(2021年現在)。無謀にも70歳までにデビューするという目標を立てているのだが、はたして……? 普段はライター業をしています。

トーキョーノーザンライツフェスティバル

昨日は、渋谷のユーロスペースを中心に行われている
北欧映画の祭典である。

そういやぁ、いま書いていて思い出したけど、
初めて海外旅行に行ったのは、スウェーデンデンマークであった。。
それ以降、北欧はいつも気になる存在であった。

ともかく。
昨日の目的は、『サウンド・オブ・レボリューション』。


1970年代、グリーンランドを代表するロックバンドとして知られた「スミ」をめぐるドキュメンタリー。

デンマーク統治下のグリーンランドで、初めてグリーンランド語の歌詞で歌ったバンドでもある。

当時のグリーンランドが抱えていた苦しみ、
デンマークによる植民地的な統治から立ち上がれというメッセージを
力強いロックサウンドに乗せて発信したのだ。

各メンバー、マネージャやファンへの取材、
そして当時の映像を駆使してスミの登場から解散まで、
そしてグリーンランド自治権を獲得するまでを振り返る。

つまり、スミというバンドを通してグリーンランドを考えよう、という呼びかけだ。
現在はグリーンランドの議員になっているスミのメンバーもいて、
自治は獲得したけれど、まだ解決されていない問題も多い、と語る。



イメージ 1

映画上映後には、
現在グリーンランドを代表するバンド、
ナヌークも登場。

スミのグリーンランドにおける偉大さを
改めて語った。

バンドの中心メンバーである
クリスチャンとエルスナーのフレデリック兄弟の
父親は首都ヌークで楽器店を経営していて、
当時、風邪をひいたメンバーの代打として
スミのステージでドラムを叩いたこともあるとか。

ところで、
ナヌークのCD は人口5 万人ほどの
1万枚を超す売上を記録している。
5人に1人は彼らのCD を持っている計算だ。
単純に日本で考えると2 千万枚以上!!



そんななヌークのメンバーいわく、「グリーンランドのメガヒット」。

この曲を演るとみんな踊りだしてパーティ状態になるのだとか。




スミが政治的、社会的なメッセージを発信していたのに対し、
ナヌークは、人々の心に灯火を照らすような温かいメッセージを送り、
自殺やアルコール依存性といった、
グリーンランドがいまも抱える(北欧諸国全般に言えるのかな、これは・・・)問題と戦っている。

知らない音楽を知って、それを通して知らない世界に触れるのは、幸せなことですね。
ということで、
今日は音楽アウトリーチの講座に出かける。
時間がきたので、この辺で、、、