上野学園大学の「音楽を学びほぐす」シリーズは、
音楽普及プログラム(ワークショップとか)の実践者のための講座。
私は別に実践者ではないが、
勉強のためにできる限り参加している。
今回のテーマは「アウトリーチ」。
至極簡単にいえば、音楽ホールが観客を多くするために
学校や地域に出向き、「音楽っていいよね」と感じていただけるように行う取り組み。
ただの出前コンサートではなく、
音楽をスムーズに社会に届ける仕組み、と講師の児玉真さん。
「この曲をやっておけばいいだろ」というのではなく、
その場その場で目的に沿ったプログラムを
「その場で何が起こるだろうか」と関係者みんなで考えていくのが理想、と。
それって、雑誌を作るのも同じかも、と思った。
この講座はクラシック音楽の専門性を考えるのがテーマなのだが、
いろんなことに応用できるのが素晴らしい、と思っている。
あるいは、
そう考えることで、自分のストーリーを作ることができるのだ。
後半は、
地方(地域)のアーティストの現状、またそこでアウトリーチは何をできるか、を
話し合って発表するグループワーク。
地方、というと、イコール田舎(ホールはあっても客がいない、とか
閉鎖的とか、マイナスなイメージが生まれやすい)と考えてしまいがちだが、
地域と考えれば、自分の住んでいるところ、となる。
「東京とか、銀座でも、地域の問題はあるよ」ともうひとりの講師、大澤寅雄さん。
そっか。
グループワークではなんか「東京の人間が考える田舎の社会像」みたいなものを
作り上げてしまい、高慢になってしまったが、
もうちょっと自分の足元を見つめたアイデアがあればよかったな。
ということで、ここまで書いたが、
なかなかうまくまとまらないので、今日はおしまいだ。
※ ま、答えのないことを考える、というのも
この講座のテーマなのだ。
先月ブログを再開してから、
ひとつの記事を書くのに30 分以上かけないよいうにしているのだ。
時間切れ。
最後に、発表している私、、、
明日は、森美術館でのシンポジウムを
公聴しに行くのであった。
寝る。