40→70 ギターでデビューする!

ヤマザキです。40歳でギターを始め、8年目に入ってしまいました(2021年現在)。無謀にも70歳までにデビューするという目標を立てているのだが、はたして……? 普段はライター業をしています。

先週観た、ふたつの公演から、考えた

この、Y! のブログって、
カテゴリをどうすればいいのか、よくわからんのだが、
ひょっとして、このカテゴリで、このブログに来る人もいるんだよね?

この、書庫を、なんとかすればいいんかいね?

まぁ、いいや。
別にダラダラ書いてるだけだから。。

だいたい、なんかのカテゴリに当てはめろ、ってのが気にくわないな。
プロレスと音楽の話をつなげたら、いけないのかい?
音楽のための音楽の話ってのもいいけれど、
それだとさ、広がりとかがさ、出てこないじゃん。。つまんねぇよ。


などと、ぶつくさ言ってみるヤマザキです。
皆さま、いかがお過ごしでしょうか。

今日は寒かったですね。
でも、明日は暖かいみたいですね。体調を崩さないようにしよう。



さてさて、ちょい古いですが、先週の金曜日は、
ギタリスト・木村大の、アルバム『HERO』リリース先行ライブに行ってきました。
会場は、神楽坂THE GLEE

『HERO』とは、彼のヒーロー、
つまり、これまでに影響を受けてきた
アーティストたちの楽曲を、クラシックギターで彼流にアレンジし、
アウトプットしたアルバム(3/21 発売予定)。

当日のプログラムは、
〈第1部〉
1. Ayers Rock (オリジナル)
2. PURPLE HAZE (ジミヘン)
3. FRAGILE (STING
4. INSPIRATION (ジプシーキングス)
5. STAIRWAY TO HEAVEN (ツェッペリン

〈第2部〉
1. BECK'S BOLERO (ジェフ・ベック
2. CHANGE THE WORLD (クラプトン)
3. LOVIN’ YOU (ミニー・リパートン
4. THE SAGE (EL&P)
5. earth (オリジナル)

〈アンコール〉
SPANISH FLY (VAN HALEN)  ← Yeah !!!!!!!!!!


えっと、、結果からいえば、
よかったです。
とても、とっても、よかったです。

ロック・キッズが、
ロック・キッズのまま、クラシックギター
ロック・キッズが愛するレパートリーを、
ロック・キッズの愛情で演奏する。

クラシックだロックだなんて、意味のないカテゴリ分けは不要だぜ!
これは、応援したいな。

ヤマザキ的には、特に、
FRAGILE” と “STAIRWAY TO HEAVEN” が、印象に残りました。
やっぱりクラシックギターはヨーロッパの楽器で、
上記のようなヨーロッパっぽい曲を聴くと、
より、その特徴が、際立って聴こえたような、気がします。
旅を、しました。



オリジナルの
Ayers Rock” は、
ここで聴けます。

これも、
音で旅ができる楽曲。

アボリジニの歌を、
挿入しているのだと。










アンコールの
SPANISH FLY” は、
この日初めて演奏したようで、
「これからのツアーで
完成度を上げていきます!」

オリジナルが、コレ。

エディ、、
ライトハンドが炸裂だ!!







それで、土曜日は、横浜みなとみらいホールに、
バイオリニスト・諏訪内晶子が芸術監督を務める、
国際音楽祭NIPPON の、初日を観に行ってきました。

これは……、いろんな意味で、考えさせられる公演、でした。

〈プログラム〉
2. バルトーク:ヴァイオリン・ソナタ 第2番
3.ウェーベルン:ヴァイオリン&ピアノのための4つの小品 作品7
4. ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ 第9番「クロイツェル」

〈アンコール〉
ヤナーチェクソナタより、第2楽章(だったかな? 自信がありません。。すんまそ)

終演後 諏訪内×アンスネスによるアフター・コンサート・トーク


そう、ピアノは、レイフ・オヴェ・アンスネス
豪華な組み合わせ、です。
プログラムも、気合い入りまくり、です。

今週はエサ=ペッカ・サロネン&フィルハーモニア管と、
コンチェルト2曲、です(サロネンシベリウス)。
スワナイさん、マジで気合い入ってるぞ!!

で、気合い入ってるだけあって、公演自体は、素晴らしかったです。
僕の大好きなバルトークも聴けたし。
クロイツェルも圧巻、でした。
やっぱベートーヴェンって、スゲー!!

この日がクロイツェル・ソナタ初挑戦だったアンスネスのピアノも、
キラキラしてて、素敵だった。


だがしかし、
だが、しかし、、、

コレって、音楽祭、ですよね。。。
「祭」の雰囲気が、皆無、なんですけど……。

コンサート以外に、みんなが楽しめるコンテンツが、まったくもって何もない。
スペシャルがアフターコンサート・トークのみ、ってのは、悲しいな。。。

祭りってのはさ、やっぱり、みんなにオープンになっているもので、
誰でも参加できる、敷居の低い、というか、敷居なんかないものだと思うんですよね。
綿あめも売ってれば、太鼓とかもあってさ、
とにかくなんか、みんなうわついてる空気があるじゃん。


それが、この音楽祭は、かなりクローズドな印象を受ける。
スワナイさんのコンセプトで、現代音楽を紹介する、ってのは、『音楽の友』で読んだよ。
だけど、現代音楽という「カテゴリ」は、
一般の人、つまり世間にはいちばんとっつきにくい音楽だと思う。


つまりは、ひとことで言ってしまえば、高尚、なんだな。
スワナイさん、高尚すぎるよ。。。

僕のようなプロレス者(特に週プロ読者)は、「対世間」というフレーズに、敏感だ。
いかにプロレスという、サブカルなジャンルを、
世間一般に響かせるか。
どれだけ認識してもらい、理解してもらえるか。
それは、とっても大きなテーマ、なのです。

業界最大手の新日本プロレスは、
ブシロードという、いまや大企業の傘下になることにより、
莫大な広告資金を得て、
大きな大会の前には山手線ジャックをしたり、
選手のテレビ露出も増えているとか(僕はテレビ見ないからわからないけど)。
アキバでの、それこそプロレス「祭り」も好評だという。


クラシック音楽だって、ぶっちゃけいっちゃえば、
いまの世の中ではすでに「サブカル」に近いものがあるんじゃないの? と言ったら乱暴、かな?
とにかく、「対世間」という意識は、必要だと思う。
世間を意識しまくりのラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンは大成功しているワケだし。


そうすると、NIPPON というタイトルも、とってつけたように思えてきちゃうから、始末が悪い。
日本のために、という気持ちがあるんだろうけれど、
そう名乗るんだったら、例えば、
日本の作曲家の作品をたくさん紹介するとか、いろいろアイデアもあるはず。
タケミツとかマユズミとかさ、レンタロー・タキもいるよ。

そういう「お国もの」を得意にしないオケがいる国って、ひょっとして日本くらいなんじゃ?
イギリスのオケはエルガーやるし、
チェコのオケはスメタナやるし、フィンランドのオケはシベリウスだ。

それって、かなりデカい問題なんじゃあないか、と思う。

んまぁ、そうなると、もうこの音楽祭のことだけでもなくなってしまうので、この辺で、、
たったひと公演観ただけだし、さ。全部終わってみないと、わかんないよね。

えっと、対世間、てのは、大事ですね、ということで。
とりあえず。
今日はなんか、うまくまとまんなかったな。