1931年頃に撮影されたとされる、ルイ・アームストロングがギタリストのスヌーザー・クインと一緒に写っている写真が、発見されたとのこと。
インスタグラムで見つけました。
お互いの楽器を、交換しています。2人の表情が、彼らの親密な関係を表わしているようです
スヌーザー・クイン。アーリー・ジャズ期のギタリスト。
恥ずかしながら、僕は彼のことを知らなかったのですが、これを機に調べてみると、1907年生まれということなので(49年没)、ロバート・ジョンソン(1911年生まれ)、ジャンゴ・ラインハルト(1910年生まれ)と同世代、ということになりますね。そして、ポピュラー音楽においてギターをソロ楽器として認識させた第一世代、ということになるでしょうか。
彼は1920年代から中西部を中心に活躍しましたが、録音の機会には恵まれなく、残された音源はごくわずかです。
そのうちのひとつですが、これ、一人で演奏しているんですよね? と思わず言いたくなるほど、豊饒なサウンド。今聴いてもすごく新しい!
ブルースとスイングがまだ一緒に存在しているというか、そんなジャンル云々なんてことを言うことすら陳腐に感じてしまいます。ギターで歌っている。そして、時代を超えて人の心に触れる何かがある。なんて幸福な音楽なんだろう。
ちなみに、上の動画には、冒頭でシェアした写真のアザーカットが出てきますね。
とにかく。
こういうギターが弾けたら、本当に嬉しいだろうな、と思いました。こういう古い音楽をもっともっと聴かないと、とも思いました。
そこには、今の音楽が失ってしまった、息吹のようなものがあるんじゃないかと思うのです。