昔、小泉文夫の本で読んだことがあるのだけれど、東南アジアの首狩り族(!)には、周辺の部族を攻める際、朝に合唱をして、その出来具合で戦いに行くか否かを決める部族がいるそうです。
ハーモニーがばっちり合えば、その日は調子がいい! ということで戦に出ます。逆にそうでもない時には「今日はやめとこう」ということになるのだそうです。
誰でも、その日の調子を測るバロメーターみたいなものって、あると思います。
自分の場合は、例えばジョギングするとき、走りはじめたばかりなのに疲れてしまうとかする日は調子がよくないのかな、と思ったります。
ギターを練習する場合にはクロマティックから始めるようにしているのですが、それが気持ちよくできる日とそうでない日があって、まぁそれは自分が下手だからというのもありますが(汗)、その日のメンタルな調子が練習に出るのかな、という気がします。
ちなみに今日は、どちらかというと優れない日でした。雨が降っていたせいかもしれないし、今日中にやらなければいけない仕事があって、そっちに気を取られていたからかもしれません。とにかく、今日はギターに関しては調子が良くなかった。
だけど、何もしないよりは、10分でもいいから楽器に触ったほうが後々のためにいいんだとろうな、と思い、なんとか練習しました。仕事がひとつ片付いたので、明日はちょっと思い切り、弾こう。
あと、今日はmusicraderの記事で、ニック・マルヴェイというイギリスのシンガーソングライターのことを(恥ずかしながら…)知りました。
アリ・ファルカ・トゥーレやD'Garyといったアフリカのアーティストに影響を受けているのだそう。
この、都会的なのに、海をわたる風を感じるような、不思議な空気感が病みつきになりそうです。いい音楽に出会えた。
彼にとって、左手はピアノのようにハーモニーを考える知的な部分、そして右手はもっと感覚的で、ドラムのようなもの、なのだそう。このアイデアはギターを始めた17歳の頃に思いつき、今でも気に入っているとのこと。へぇ。面白い。自分にも、いつかどこかで役に立つかしら。