リアルタイムでなくてスミマセン。
スウェーデンのトラショナル・グループ、ヴェーセン(vasen aにウムラウト?がつきます)
のライヴを観たのは、4月のこと。
ストックホルム近郊の大学町ウプサラに伝わる伝統楽器ニッケルハルパとヴィオラ、ギターの
トリオ。
ニッケルハルパとは、日本の大正琴を一回り大きくして、それを弓で弾く、というような楽器。
ヨーロッパなので、フィドルの一種といったほうがいいのだろうか。
これでオリジナルの楽曲をやるのだが、ほんとうにぶっ飛びモノ!
まず、いちおう曲ごとの決まりごとはあるのだろうが、ほとんと即興のよう。
観ると、ギターがフツーのバンドでいうベースの役割(大黒柱)をし、
その上をニッケルハルパとヴィオラが縦横無尽に駆け巡る。
隙をついてギターもところどころでソロ。
楽曲はトラディショナル(現地に伝わる舞曲を基にしたものがほとんど)の形式だが、
素朴な美しさにフリージャズのようなノンフォーム感、ロックの疾走感が加わり、
もう大変!
ついでに、当地の舞曲は「ポルスカ」というらしい。
はるか昔、ポーランド王がスウェーデン王も兼ねた時代があったのだ。
そのころにポーランドから伝わった舞曲の形式らしい。
とにかく音楽ファンだったらコレを聞かないと損しまっせ!
としか言えないのがもどかしい。
日本盤CDも出てますが、とりあえずだまされたつもりでコレを↓
http://www.myspace.com/vasen
おしまい。