日曜日に参加したレクチャーと、自分のなかでは連続したものと捉えて参加した。
ぶっちゃけ、エディケーションとラーニングの境界線というか(実は連続したもの、なのかもしれない)、
「ラーニングとは?」という部分がシンポジウムのなかで
明確にされなかったのがちょっとモヤモヤ。
シンポジウムとしては、いちばん大事なところだったはず。
まぁ、聞いた話を持ち帰って、自分のストーリーに沿って考えていけば
いいのかもしれぬ。
あと、ロンドンのテートは資金も人材も豊富で、
地域とのエンゲージメント、学びの場の創出にも早い段階から力を入れていて、
「テートはいいな、いいな~」という空気で終わってしまったのは、
なんとも残念ではあった。
だけど、出演者による事例の紹介には興味を惹かれるものがあった。
ロンドンのTATE による
「苦情のデパート」。
訪れた人々が
あらゆることへの苦情を紙に書いて
ボードに貼り付けていく。
「これはいかにも英国的なプログラムですね」と
テートのラーニング・ディレクター、
アナ・カトラーさんも苦笑い。
「こんなにたくさんの苦情があるなんて」
テートは、こういう市民とアーティストが
コラボレーションできる専用のスペースを設けている。
私は過去に何度かテートを訪れているけれど、
こうした部分には着目してこなかった。
それに気づいただけでも、よかったかな。。
ザンクト・パウリ地区で
古い集合住宅の建て替えプランに住民が反対、
アーティストたちとともに
代替案を作り出し、その案が採用された、
という話。
2/20 に東京ドイツ文化センターであるので、
ちょっと興味あるかも、、
そういえば、オレ、
ザンクト・パウリって、行ったことあるんじゃないか??
この、古いアパートに
アーティストが住み着いている地区。
ここ、たしかザンクトパウリだ。
音楽ファンの間では、
ブラームスの生家が入った建物が
あったことで知られている。
その建物は戦争で焼けてしまったのだが。
ちょっと歩けば、
エルベ川に出て、散歩するのに
とてもいい場所。
川の下を通るトンネルもあったりる。
音楽ファンにとってもうひとつ、
職業指揮者のはしり、ハンス・フォン・ビューローの
葬儀が行われた教会もある。
なるほど、
こうして自分のなかで過去の体験や知ったことと
リンクする発見があっただけでも、
こうしたシンポジウムに参加してみてよかったな、と思ったのだ。
と、時間切れ。
ここまでで今日はおしまい。