記念博物館のある通り。
ハンブルクは、
ブラームスをはじめ、
メンデルスゾーンなど
音楽家を
多数産みだした街。
博物館には、
作曲家が使っていた
ピアノをはじめ、
いろんな資料が
展示されている。
あ、ここは生家とか、
そういう類のものではない。
芸術を愛する方たちが、
ボランティアで
切り盛りしている。
で。
この、ブラームスの記念館の隣の建物を、
テレマンの記念館にする予定、
と、記念館の方がおしゃっていたのを、思い出したのだ。
エルベ川沿いの街、
マクデブルクで生まれ、後世はハンブルクで過ごした作曲家。
(だからハンブルクに記念館ができるのだ)
バッハやヘンデルともお友達だった。
実のところ、当時のドイツでは、
バッハよりもずっと人気のある作曲家だったのである。
そのテレマンの、
『世界の音楽地図』を、聴いている。
昨日の「音の地図」に、
触発されてしまったのだ。。
これは、数多あるテレマンの楽曲の中から、
音楽学者のアドルフ・ホフマンが
編集構成し、
さまざまな国の音楽を集めた
一大組曲としたもの。
世界、とはいえど、当時はまだそんなに隅々まで知られているわけではなく、
ほとんどはヨーロッパ諸国、そしてトルコまでが中心。
だって、当時は
ドイツだって、いろんな国の集合体だ。
そのサウンドは、
今で言う “ワールドミュージック” と呼ばれるものとはほど遠く、
バロック音楽の枠の中での“○○風” といった趣。
統一されたトーン&マナー、
とか言うんですかね、、
でも、それが、いいのだ。。
決して生々しくはないけれど、どこかほのぼのとしていて、
ムジカ・フィオリータの小気味良い演奏とともに、
ホッとするのだ。
なんか、タンゴとかいって、
世の中が隅々まで明らかにされちゃうより、
想像力をかきたてるファンタジーのようでいいような気も。。
※あ、このアルバムに「タンゴ」は入っていません。
タンゴ自体も、
この時代にはまだないと思われ、、
なんちゃって。
おしまいですわ。
明日はまた会議だが、、どうなることやら。
皆さまにとって、明日もステキな一日になりますよう。。