久々に、面白いギターを見つけました。
ドイツ・ベルリンで行われたHoly Grail Guitar Showに出展した、HーGuitarsというメーカー(どうもHAMERの姉妹ブランドのようです)のギター。
まず最初に目を引くのは、まるで、ギターの遠い遠い祖先で、その美しさから「楽器の王様」とも呼ばれる中東の弦楽器ウードを思わせるような象牙(?)の細工。ここはサウンドホールの役割を果たしているのでしょうか。
これは、イスタンブルの楽器屋さんにあった、比較的安価なウード。
そして、リュートにも受け継がれた角度の深いヘッドの角度。ちなみにヘッドの形状は日本の三味線のようでもあります。
この、TAO GUITARも同じようなヘッド形状でした。
ピックアップはリアにハムバッカーが一発と、ラップアラウンド・ブリッジ。よく見るとボリュームやトーンのノブが見当たりません。ギター側面にあるのか、それともまさかのエレアコなのか……ますます興味が沸いてきます。
この動画の後半にちょっと出てきますが、試奏の動画はありません。
ちょっと古い投稿ですが、チープ・トリックのリック・ニールセンがこのギターのプロトタイプを持ってます。彼はHAMERのギターを使っていることで知られていますね。
どうもまだ謎の多いギターですが、引き続き調べてみようと思います。