ソロを回す。
で、師匠のヤマザキ評。
●とにかく、走る。
→ 学生のサークルで一緒だった輩からすれば、
さもありなん、という感じでしょう。。
●音が多い。
→ 教わったフレーズに、ちょい足して練習していたのだが、
いかんせんタイミングが悪い。。
ここぞというときに、然るべき一音を。
それができれば、たとえ2~3 音でも、立派なソロとしてキマる。
飾りはそれができたあと、という教えだと解釈した。
とにかく、練習しかあるまい。
で。
レッスンの前は、杉並公会堂で行われた
に行ってきた。
この前、誌面で紹介したのである。
こどもたちのための、
エデュケーション・プログラム。
平たくいえば、
こどもたちと音楽の出会いの場、
ともいえるんじゃないかな。
とにかく人気なのが、
この、楽器体験コーナー。
ここで初めてバイオリンやら何やらに
触れたこどものなかから、
将来のスーパースターが生まれるかも!?
普段は静かなオトナたちの前で演奏するのが常のオケの楽員たちにとっては、
こうした予測不可能な(?)反応をすることもたちの前で
演奏したり喋ったり(!)というのは、
それはそれで、ひとつの「学び」になるのでは? と思った。
かくいう私も、
もし自分が楽員や司会だったら、どうするべきなんだろうか、
などと思いながら観ていた。
学ぶのは、決して、こどもたちだけではない。
本来なら、こどもたちと音楽の出会い、というのは、
家の近くにゴロゴロと転がっていたものなのかもしれない。
近所に住むギターと歌のうまいおじさんが、
暖かくなると庭先でジャカジャカやり始めるんで、
そこで習う、とかさ。
アイルランドの田舎のパブなんかも、そういうモンなのでしょう。
だけど、いまやそういう時代でもないし、
これは貴重な「出会い」の場、なのだなぁ、と。
ヤマザキの密かな夢として、
ギターがうまくなったら、夏とか、外に出てブルースを演奏する、というのがある。
それで近所のガキんちょとかが集まってきてさ。
興味を持った子には、教えてあげるんだ。
そんなことができたら、ステキだなぁ。
音楽ってのは、極めてパーソナルなものなんだ。
…………。
ま、何年先になるか、果たして生きているうちにできるのか、わからんけどな、、、
話は飛んで。
エディ・リーダーの新作『Vagabond』を、聴いている。
去年の来日公演でも
予告していたニュー・アルバム。
そこで披露されていたタイトル曲をはじめ、
リラックスした曲の数々が心地よい。
家族のこと。
「自分の人生を変えた」という
1979 年の、パリへの旅。
ゲール語で歌われる、
祖国スコットランドの歌。
極めてパーソナルな音楽。
心地よいのは、パーソナルだからだ。
売れるとかそういう前に、パーソナル、だからだ。
何枚売れたとか、視聴率がどうとか、
そういうのとは無縁の世界。
何でも目に見える情報にするのは、いいことだろうか。
やれ帝王だ女王だ名盤だ名曲だなんてフレーズが、
人の気持ちを揺さぶる前に、氾濫しすぎてはいないだろうか。
大事なのは、音を聴いて、
何かを想像すること、なのではあるまいか。
誰かが自分のためにカタチにした音楽を、
世界の遠いところにいる、その人とは一生会うことのないだろう人間が、
ふと手にして、何かを思う。
音楽ってのは、まずパーソナルなものなのではあるまいか。
※エディには、会えたんだけどさ、、
そんな気が、してくる。
よくわからんなってきたので、おしまい。
まだ夜になると冷えますね、、
来週も、皆さまにとってステキになりますよう。。