Fretboad Jounalに、ビル・フリゼールの新しい動画がUPされていました。
ビル・フリゼールのことは20年くらい前に知ったのですが、アメリカーナというのか、擬似郷愁というのか、どこか自分を遠いところに連れていってくれるようで、気に入って結構聴いていました。
ギターを始めてからは、また違う視点で聴けるようになったような気もします。
この少ない音数で独自の音世界を構築する表現力とか、ハーモニクスの美しさとか、空間系ペダルの使い方とか。彼は、ビートルズやボブ・ディランの曲もこんな感じで自分のモノにしてしまう。すごいな。
話は戻って、この曲は、ドラマーのポール・モチアンの曲で、ECMから発表されたオリジナルではモチアンとフリゼール、そしてサックスのジョー・ロヴァーノの3人で演奏されているようです。
ECMらしい、静けさを感じる不思議な感覚。これも聴く者を遠くに、あるいは自分の中の深いところに連れていってくれる。
素晴らしい音楽というのは、人を旅に誘うものだと思います。
そして、そんな音楽に出会えることは、とても幸せなことだなぁ、といつも思います。
練習していれば、いつか、僕もフリゼールみたいに弾ける日が来るだろうか……。
来ないよね、というほうに1,000ユーロ賭けましょう。