昨日は久々に、対面のインタビュー仕事で、しかも、カメラマンさんは偶然、僕とはもう 20 年来の大変にお世話になっている方だったので（一緒にお仕事するのは恐らく 5年ぶりぐらい）、昔のことをいろいろ思い出してしまったのです。
帰り道に、そういえば一緒にイギリスに行きましたねぇ、という話になり。
もうかれこれ 15年近く前、雑誌の仕事で海外取材（！ 当時はまだそういう仕事が結構あった）を企画し、飛行機や現地の列車、ホテル等のタイアップを取って、リヴァプール → コッツウォルズ → ロンドンという行程を作ったのでした。
ロンドンに着いて、中心地に出たらそのまま特急に乗ってリヴァプールまで。リヴァプール到着は夜の 10時半という結構な強行軍。だから、入国審査で「なぜロンドンじゃなくリヴァプールに泊まる？」としつこく聞かれた。「ビートルズ」と答えたら、あきれたのか苦笑いして通してくれたのを覚えている。
まぁでも、ビートルズというのはあながち間違いではなく（というか、普通リヴァプールの取材といったらビートルズが入るよね……）、バスツアー「マジカル・ミステリー・ツアー」や、彼らが出演していたキャヴァ―ン・クラブを取材したりしたのだった。
※ この旅で私が撮った写真は、悲しいかな、数年後に全て消えてしまった。なんとね。。
リヴァプールでは、市の広報の方がホテルやバスツアーなどの手配をしてくださったのだが、滞在中の行程で、アディダスの新しいショップのオープニングパーティに出席、というのがあった。
ぶっちゃけ、取材とは関係ないのだけれど、まぁでも、せっかくだから行きましょうか、と。
「そこに、トゥ・マイ・ボーイって打ち込み系のバンドがライブやってましたよね」
そうだ、いた――。カメラマンさんに言われるまで、すっかり忘れていた。
打ち込み系というか、打ち込んだリズムに乗せたギターポップ、みたいな感じだった。結構期待されていたのか、確か日本盤の CD も発売され、せっかくなのでそれも掲載した覚えがある。
そんなこんなで、ネットで探してみたら、、あった。この曲、確かアディダスショップでやってた。。
うん。今聴いても悪くない。この、どこで切ってもイギリスな感じもグッド。
彼ら、今はどうしているのだろう。リヴァプールにいるのかな。。
リヴァプールは、どこか寂しい街だった。訪れたのは 11 月だったから、港に吹く風は冷たく、歯を食いしばって、踏ん張って歩かないと、吹き飛ばされてマージ―川の底に沈んでしまいそうだった。
生きているうちに、もう一回、行けるかなぁ、、次はやっぱり夏がいいよなぁ。。
