先日は、久しぶりに〝Yer Blues〟のレッスンに行ってきました。
これまでの約一か月半、自分の中で曲を消化し、しかも恥ずかしくないように歌の練習をしてきました。
ずっとアコギを抱え、自らと向かい合うように。
とかいえば聞こえはいいかもしれませんが、結果的にいうと、歌はそこそこ歌えるようになりましたが、そこから先、一緒にプレイする人たちが作り出すグルーヴに乗っていたのか、という課題が見えてきたのです。
実際、最初に合わせたときは僕だけが走ってしまっていたようで……。
確かに、始めは自分の音しか聴けていなかった。というか、家で練習してきたものを出してやろう、という意識だけが先走ってしまっていたのです。
まぁ、自分だけが楽しもうとしていたのでしょう。
いやぁ、進歩しないなぁ。。
久しぶりにレッスンだったり、人と一緒に合わせる場に出るたびに、いつも同じことを指摘されている気がします。
とはいえ、こういうことに気づくことができるのがレッスンの場であるわけで。
以降、周りの音に意識を向けながらやっていくと、そのたびに演奏がよくなっていくような気がしてきました。
そして、録音した演奏を後で聴くと、「あ、なるほど、この曲はみんなでやるとこういうノリになるんだ」ということが、おぼろげながら見えてきたのです。これは自分にとって初めての体験。これに気づいて、初めてみんなで演奏する楽しさが自分の中に入ってくるのだろう。
そして、そのノリの中に、まずは自分が入っていって、身を任せたうえで自分が練習してきたことを出す。そうするとよりいい演奏になるのかな、と。
自分が普段やっている練習は、自分がどうするか、はもちろん、場がどのような空気になってもそこに入れる、そのための練習にせねば、と思った次第。
そろそろ、自分が楽しいだけの演奏はやめよう。
そのための練習にしないと。
そして、練習していけば、また新たな課題が見えてくるはず。
前に、進みましょう。