40→70 ギターでデビューする!

ヤマザキです。40歳でギターを始め、8年目に入ってしまいました(2021年現在)。無謀にも70歳までにデビューするという目標を立てているのだが、はたして……? 普段はライター業をしています。

初めての練習には、音楽の奥深さがある?

 

やりたい曲をすぐに練習できるのがギターの手軽さ

 

ギター(あるいは楽器)を手にして、初めて演奏した曲は何ですか?

 

例えば管楽器とか、バイオリンとかチェロとかだったら、まずは音を出すこと自体にそれ相当の時間をかけるものだと思いますが、ギターやピアノ(キーボード)だったら、幸いなことに弦を弾いたり鍵盤を叩けば音が出せる。つまり、手に入れたらすぐに曲に取り組むことができる。

※ 本格的にピアノをやる人だったら、バイエルとか、曲に入る前に基礎的な練習でやはり時間がかかるのかもしれませんが……。

 

ギターを手にする人は、多くの場合、「この曲を弾きたい!」と強い想いがあると思います。だから、その曲を練習することになるでしょう。

曲によって、コード弾きだったり、アルペジオだったり、はたまたパワーコードだったりと、初めて練習することは人によってさまざまだと思います。

 

自分を初心に戻してくれるブルースのリフ

僕の場合は、まずブルースがやりたかった。

僕の先生の教室は、課題曲を与えられるのではなく、自分がやりたい曲を持っていって、教えてもらうスタイル。だから、それに倣って、ライトニン・ホプキンスの「Mojo Hand」を選んだ。

 

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このライブは、小節の取り方が独特で、、

このとおりにやるのは、初心者にはかなり厳しい、、というか、無理でしょう。ということで、普通の12 小節のブルースとして習いました。

 

とにかく、ズッズチャッチャ、ズッズチャッチャ、というブルースのリフが、初めてギターで本格的に練習したことでした。

 

youtu.be

こんなの、ですね。これを、「Mojo Hand」ふうにモディファイしたと思います。

Mojo Hand」は、2 小節めがA7にならないのです。

 

キーがE だと開放弦も使えるし、かなり簡単。歌のキーと合わなかったらカポを使う、という手もあるけれど、僕の場合は歌もちょうどE で大丈夫だったので、そのままでいきました。

 

ところで。

このリフ、とってもシンプルなんだけど、やればやるほど奥が深い。リズムの取り方とか、どう弾くかによってまったく雰囲気が変わるし、いまだに上手く弾くことができない。

 

初めてこれを習ってから5 年の間に、ブルースでもこのリフを使わなかったり、ブルースでない曲も練習しているけれど、家で練習するときに、ことあるごとにこのリフに立ち返る。

そうすると、初めてギターを手にした時のような、新鮮な気持ちになるのです。

 

ギターにせよほかの楽器にせよ、初めて練習した曲というのは、だいたいの場合シンプルな曲のはず。シンプルな曲ほど、アラが出やすいし、上手く演奏するのは難しい。

僕の場合はこのリフだけど、初めて練習したことは、いつになっても音楽の奥深さを気づかせてくれる存在なのかもしれません。

こんど、またちゃんと「Mojo Hand」、やってみようかな……。