ギブソンの 2019 年モデルが発表され、話題になっています。
いつもこの時期は楽しみですが、その反面、いつも大変だなぁ、と思います。
レスポール、SG、ES-335 等、限られた(?)種類の中で、シェイプもほぼ同じで目に見える変化はさほどないのに毎年「●●年モデル」などと銘打って出す意味はあるのか、逆に「ウチにはこれしかありません」的な感じをもっと押し出し不変のブランドとして売っていったほうがいいんじゃないか、ファッションというよりはまるでパソコンみたいだな、なんて考えてしまうのは、まぁ、オトナの事情を無視した無邪気過ぎる意見なのでしょう。
ともかく。
デザイン的に今年気になるのは、このギター。Les Paul Junior Tribute DC 。ダブル・カッタウェイのレスポール・ジュニア。
※ 画像は上記ギブソンのサイトより。
レスポールのシェイプは色気があるなぁ、といつも思います。曲線の使い方が美しいのだと思います。
ジュニアのダブルカッタウェイになると、その色気に加えて素朴さも出てくるというか。
昔、アラーキーが木村伊兵衛が撮った農家のお嫁さんの写真を評して「田舎のエロさが出てる」みたいなことを書いてたけど、そんな感じ(どんな……?)。
パッと見で変わったのはピックガードで、上部の曲線はテレキャスっぽくて、コントロール部分はビザールっぽい。
音も気になる方は、こちらで少し出てます。
1:55ぐらいからと、7:20ぐらい。
レスポール・ジュニアの音を作る根幹は、リア一発の P-90 。ボリュームや弾き方によっていかようにも音色を変えられるという……。
僕もそういうのに憧れて、たまたま中古で見つけたOrville by Gibson のレスポール・ジュニアを買ってしまったことがあります。
まぁ、今も持っているのですが。
いちど発表ライブでブルースを弾いたっきり、たまに出して弾いてみては、いいギターだなと思うのですが、レスポールのシェイプはいまいち自分に合わなくて、、ネックはとてもいいのですが。慣れの問題、なのでしょうか。
2019 のダブルカッタウェイは今回も例にもれず見て楽しむだけだし、これを機に、もう一回、出してみようかな。。