先日、ある合唱曲についての取材で、作曲家の先生にお話を伺ったのですが、そのときに印象に残ったのは、こんなアドバイス。
「みんなサビはとても上手に歌えるのだけど、そこに行くまでの部分が乱暴になりがち。例えば歌いだしのところとかで言葉や休符を意識して丁寧に歌えば、全体的にメリハリが出てサビもさらに引き立ちますよ」
なるほど。
つまりは、曲の中で気を抜けるところなんてない、ということですね。
そりゃあ、そうだよなぁ。
ということで(?)、昨日は久しぶりにレッスンに行ってきました。前回が 6 月の中旬だったから、およそ 2 ヵ月半ぶり。
この 2 ヵ月の間、ギターを覚えるのに必死で、実際歌の練習は手抜きをしてしまったと言わざるを得ません。
で、レッスンで歌ってみて、それを家に戻って聴いてみたら、冒頭の作曲家先生の言葉を思い出したというわけです。これ、まさに自分のことじゃん、と。
家では出せない大きな声で歌う、ということはできましたが、細かいニュアンスとか、休符、というのは自分で考えないといけませんが、もっと効果的な歌い方があるのではないか、と。ただ雰囲気だけで歌っていい感じになるような才能は持ち合わせていないので、これから考えることにしよう。
ギターに関しては、バッキングのアルペジオとか、これまでずっと本当に基本的なことをやってきたのですが、もっと遊ぶというか、曲の途中から先生がアルペジオとかバッキングに回り、自分はオブリを入れていくような構成にしました。
歌いながらオブリを入れるというのは、自分は苦手で、というかずっと避けてきてしまっていたことなので、これを機に集中して練習してようかと。
こうして書いてみると、課題は山積みではあるのですが、レッスンがギターの練習というよりも「音楽を作る」ということに近づいてきたような感じがして、なかなかに嬉しいのでした。
ま、とにもかくにも練習しなくちゃ、ということで。