コンポーザー/シンガー・ソングライターのガブリエル・カハネの新しいアルバム『BOOK OF TRAVELLERS』を聴きました。
こちらで聴くことができます。
彼のことは、ジュリアン・ラージが紹介していて知りました。そして、このジャケ写を見て、いいアルバムに違いない、と思ったのです。
ピアノ弾き語りで 展開される曲の数々は、アメリカーナ的で耽美な響きや室内楽的な美しさ、そしてフォークの土臭さもほんのりと感じたり。ジャンルに囚われない様々な表情を持っていて、ついついその世界に引き込まれてしまいました。全編を貫く、小雨の中を歩いているような湿り気を持った空気も美しい。
歌伴というよりはピアニスト然としたピアノだなぁ、と思ったら、彼の父はピアニスト/指揮者のジェフリー・カハネとのこと。なるほど。
どうやら彼はジュリアン・ラージだけでなくブレイク・ミルズとおも共演しているそう。なんか自分の好きなミュージシャンの名前が出てきて嬉しかったり(笑)。
しかし、それにしても美しい音楽。こういう空気感を自分も出せるようになれるだろうか(いや、なれない……)。しかし、こういう出会いがあると、もっともっと練習しようと思います。
そして、そのタイトルの通り、旅に出たくなってしまいました。とても素敵なアルバムでした。