40→70 ギターでデビューする!

40歳でギターを始め、5年が経ちました(2018年現在)。無謀にも70歳までにデビューするという目標を立てているのだが、はたして……? 普段はライター業をしています。

当時20代のウェイン・ショーターの「ほとばしり」がすごい 四半世紀ぶりに聴いたアート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズのインパルス盤

昨日の続きというか、書き忘れたことを。

 

guitar-itsuka.hatenablog.com

 

 思い起こすと、僕が〝Gee Baby ~〟を初めて聴いたのは、学生時代に、おそらくこのアート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズのアルバムでのこと。ということで、四半世紀ぶりに聴いてみました。

Art Blakey Jazz Messengers!!

Art Blakey Jazz Messengers!!

 

 

アート・ブレイキーといえば、日本でも大ヒットして、ジャズファンのみならず蕎麦屋の出前持ちみたいな一般の方も口ずさんだという『モーニン』とか、とかくファンキーという側面から語られることも多いと思います。「ナイアガラ」と呼ばれる爆発するようなロールとか。

だけど、この1961年のインパルス盤はそういう曲芸的な面は鳴りを潜め、代わりにアレンジやアンサンブルの美しさを前面に出しています。今改めて聴くと、ただまとまっているだけではなくて、やはりブレイキーのドラムはファンキーだし、そしてメンバーのプレイもそれぞれが際立っている。

これはいわゆる「隠れ名盤」なのでは!? 素晴らしい……。

 

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ちなみに、〝Gee Baby ~〟はアルバムの最後を締めくくっていて、ホーン・セクションのリフがブルースの妖しい雰囲気を醸し出しています。

 

このアルバムで核となるのは、ジャズ・メッセンジャーズに音楽監督として入ったウェイン・ショーター。モードっぽい1曲目の〝A La Mode〟やビル・エヴァンスでも有名な〝Invitation〟といった、従来のブレイキーならやらないような曲も、ユニークにまとめている。〝You Don't Know What Love Is〟でのソロはとってもロマンティック。当時まだ20代で、そのプレイはまるでほとばしるようです。

と思ったら、ショーターとともにホーン隊を成すリー・モーガンカーティス・フラーもこのとき20代。いやぁ、みんなオトナだなぁ。

 

ちょっと、これはもっと聴いて、ギターに直接は関わってこないかもしれないけれど、いろいろ参考にしよう、と思った40代半ばのオッサンなのでした。

ブルースとジャズの架け橋 〝Gee Baby, Ain't I Good To You〟

ジョン・スコフィールドの2011年のアルバム『A Monent's Peace』を聴いています。

 

ア・モーメンツ・ピース

ア・モーメンツ・ピース

 

 ジョンスコというと、コンディミとか、ウネウネとアウトするフレーズが炸裂! みたいなイメージが強いかと思いますが、これはどちらかというと落ち着いた感じの、言わばバラード・アルバムのような様相です。

どの曲も音数は少ないのだけれど、だけどそのウネウネがいつ来るか、いや来ないのか、それとも来ないと思わせておいて、最後の最後にドーンと来るかもしれないぞ、みたいなスリル感が、彼独特の「色気」を出しているように思います。

 

僕はこの中の、〝Gee Baby, Ain't I Good To You〟が好きで、いつかやりたいなぁ、なんて思いながら聴いています。

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この曲では、必殺技の「ウネウネ」の代わりに、彼のもうひとつの必殺技であるブルースが濃い味付けで入ってきてるのが嬉しいなぁ。


〝Gee Baby, Ain't I Good To You〟はアンディ・ラザフとドン・レッドマンによる1929年の作品。ちょうど世界恐慌の頃ですね。「俺はお前にいろんなものを買ってやったり、いろいろ尽くしているのに、まだ不満なのかい?」という恋のやるせなさを綴っている。

ナットキング・コールをはじめ、エラ・フィッツジェラルド、最近ではダイアナ・クラールなど、多くの歌手に歌われています。

 

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エラのバージョンでは、ジョー・パスの寄り添うような伴奏が有名ですね。

ギターではケニー・バレルがよく知られています。

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ブルース方面からはT-ボーン・ウォーカーがジャジーに決めています。

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ジャズの人たちは曲の中でどうブルース・フィールを出すか、またブルースの人は洒落た感じを、というふうに、意識しているのかな、と思ったり。

はたまた、ジャズもブルースも同じだよ、という気持ちも強いのかな? 

僕はジャズもブルースも好きなので、後者に1票を入れたい。実際にギターを練習するうえでも、どっちかをやりたいというよりは、このように両者の架け橋となるような曲を覚えていきたいな、と思っています。

 

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Charと石田長生のBAHOもクールに決めてますね。ロックのテイストも入ってカッコいい!

 

こういうのを観るにつけ、こういう曲をさらっとできカッコいいだろうなぁ。そうできるように練習しなきゃ、と思うのです。