今年、手に入れた、木曽鈴木バイオリンのピックギター。
せっかく信州にいるのだから、その"ふるさと" に行ってみたいと思うのは、当然の流れだと思い。
車を飛ばして、エイヤっと行ってきました。
いま、僕が住んでいる富士見町から、木曽鈴木バイオリンの工場があった木曽町までは、直線距離では 50キロあるかないかといったところで、割と近そうに感じるのですが……実際は山をふたつ越えていかなければならないので、、2時間ほどのドライブなのでした。
で。
いろいろ調べてみて、木曽鈴木のギターといったら、まずはここを訪ねなければならない、と思いました。
そう、「菓子蔵喜しろう」さんです。
蔵で木曾鈴木バイオリン製ギターのコレクションを見ることができるとのことで、これは行かねば、と思ったのでした。

「菓子蔵喜しろう」さんの外観。見事な蔵造りの建物です。

何はともあれ、2時間運転した後なので、、饅頭とお茶で一服。
うまい。。疲れがとれます。
で。イートインスペースとなっている蔵の中は……。

いやもう、パラダイスではないですか……!
鈴木ブランドのほか、トムソン、オークランド、ヒルビリーといった、木曽鈴木が手がけていたブランドのギターが置いてあります。

ピックギターもありました。
この、存在感がものすごい塗装は「フノリぼかし」という技術によるものだそう。こんどよく調べてみよう。。
さて。
蔵の入り口に、「試奏もできますのでお気軽に」という張り紙があったので、一服の後、お店の方に断って、何本か弾かせていただきました。

自分的に、いちばんいい感じがしたのは、このヒルビリー。弾きやすさと出音のバランスがとてもいい。
ちなみに、手前のエレキはバッカスのユニバース・シリーズ(中国製)で、これ、恐らくはペグを変えたのをはじめ結構な調整をしているみたいで、メチャクチャ弾きやすかった……。アコギを弾いた後だから、というのもあったかもしれない。

ヒルビリーのヘッド。インレイがオシャレ過ぎる……!
この日はご主人は留守にしていたのだけれど、奥さまにいろいろお話を伺うことができました。
木曽鈴木バイオリンは1985年までギターを作っていたのだけど、当時の職人さんでまだご健在の方も何人かいらっしゃるそう。
古い家の蔵から木曽鈴木のギターが出てくることも多いけれど、職人さんたちはひとつの工程専門(つまりネックならネックだけ作り続ける、みたいな感じ)だったようで、リペアはなかなか難しいのだそうです。
工場はどこにあったのか聞いてみたら、今はイオンになっている辺りだよ、とのことで。

行ってみました。
駐車場の向こうにパチンコ店があるのですが、その辺にあったそうです。
また、バイオリンやマンドリンなど、楽器によって工場が散らばっていたようで、思わず町中で楽器を作っていた古の風景を想像してしまいました。
工場はかなりの雇用を生み出してもいたのだろうなぁ、とも。
と、いうことで。今日はこのへんでおしまい。
木曽福島は宿場町の風情がある、とても美しい町でした。
次に行く機会があったら、そのあたりも今度は紹介できたらいいなぁ、と思います。