40→70 ギターでデビューする!

ヤマザキです。40歳でギターを始め、8年目に入ってしまいました(2021年現在)。無謀にも70歳までにデビューするという目標を立てているのだが、はたして……? 普段はライター業をしています。

曲の「骨格」を考えること シンプルな構成の曲から探るハーモニーの可能性

Premire Guitar に〝Lonesome Chords: A Simple Song Opens Harmonic Doors〟というページがありました。

 

www.premierguitar.com

「シンプルな構成の曲から探るハーモニーの可能性」みたいな感じでしょうか。

ハンク・ウィリアムスの代表曲〝I’m So Lonsome I Could Cry(泣きたいほどの淋しさだ)〟を題材にとり、エルヴィス・プレスリーをはじめ、そのカヴァー・バージョンにおけるコード進行の工夫について、例を挙げながら分析しています。

 

youtu.be

ウィリアムスのオリジナルはⅠ、Ⅳ、Ⅴからなるシンプルな 3 コード(Ⅰの 7th を含む)。「だからこそ、カヴァーするアーティストにとっては自分の色を付ける余地がたくさんある」と。

それを、プレスリーのバージョンではⅠの メジャー 7th や 6th 、Ⅳ、Ⅵ のマイナーなどを使うことでコードの中間音に動きを付けていく。

 

レオン・ラッセルはディミニッシュ・コードを加えたり、アル・グリーンに至ってはさらに細かく区切って、カントリー・ナンバーを見事に洗練されたソウル・ナンバーにまで昇華させている。

 

なるほど~。

それぞれのカヴァーの構成が、コード譜入りで説明されているので、とてもわかりやすく見ることができました。

自分で曲をアレンジするときとか、また現在、自分のオリジナル曲を作ってみようとしているのですが、その際の参考にもなるなぁ、と思いました。

 

guitar-itsuka.hatenablog.com

 

 

まぁ、ジャズなんかは、このような過程で複雑なコードをたくさん使っているのだろうし、逆に考えると、複雑なものでも少しづつ解体してシンプルにしていくことで骨格を抽出することができる、のかもしれない。

そして、その骨格をしっかりと押さえれば、演奏でハズしてしまうことも少なくなるんじゃないかしら、と考えてみたり。

 

ちょうど自分はウィリアムスの〝Cold Cold Heart〟に取り組んでいて(まだバッキングのアルペジオを練習しているところですが……)、この曲もとてもシンプルなので、この「骨格」さえ押さえれば、慣れてきたときにいろんなアレンジのしようがあるな、と思いました。

 

guitar-itsuka.hatenablog.com

 

以前、レッスンで「カヴァーを参考にするのもいいけれど、まずオリジナルがどうなってるかを押さえたほうがいいよ」と先生に言われたのを思い出しました。そういうことだったのか。

 

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まぁとにかく、今日も練習することにしましょう。

練習するのにプラス、こうした曲の骨格について考えることも楽しいなぁ、とつくづく。