最近、曲を作った方に、作曲のコンセプトや演奏のコツなどを伺う取材がよくあるのですが、そのコメントにいくつかの共通点があって、興味深いなぁと思っています。
いくつかを挙げると。
● 難しいコード、和音は簡略化してもいい。
● だけど、絶対にこここだけは押さえてほしい、という箇所がある。
※アタマの音はもちろんのこと、サビ(盛り上がるところ)に入る前とか
● 楽譜を読み込めば、力をいれるところ、逆に抜くところは自ずと分かるはずなので(あるいは想像してほしいので)、クレッシェンドやデクレッシェンドは極力書かない。書くと、みんなそれに囚われてしまって心のない音楽になりがち……。
● 自分だけが気持ちよくなるのではなく、そこに流れている音を聴きながら(感じながら)演奏すること。
● 常に、聴いてくれる人を意識して、どうしたら彼らに自分の気持ちが伝わるか、考えながら練習すべし。
● etc.
ギターにも言えることがたくさんあるなぁ、ためになるなぁ、なんて思って、ついつい前のめりになって聞いてしまいます。つまり、音楽を作るうえで大切なことが、取材のそこかしこに散りばめられているのです。
これは仕事だけど、いやぁ、おいしすぎる……(笑)。
せっかくこのような有難い話を聞いているのだから、自分の練習にも生かさないと、なんて思って練習するようにしていますが、言うのは簡単だけど、これがなかなか難しい。
やっているうちに、いつも「覚えたことをやってやるぞ!」みたいな気持ちがムクムクと出てきてしまうのです。
※ まぁ、だからこのような取材があるのかもしれないけれど……。
ということで、いかに無欲に、観客に向けて伝える演奏をするか、それを考えることを忘れずに、また明日から練習しなければ、(それを毎日、自分に言い聞かせねば)と思った次第。
今日は、今度やる曲の、バッキングの整合性を考えるために、ルーパーでベースラインとアルペジオを重ねてみました。
まぁ、結局よくわからなかったので、、レッスンの課題としよう。レッスンにいくつ課題を持っていけるか、というのも大事なことだと思います。