ナッシュビルを拠点にするギタリスト、ガスリー・トラップの新しいアルバム『Life After Dark』を聴きました。
しかし、なんて懐の深い音楽なんだろう。そして美しい。
1曲目、ジョン・フェイヒイもやっている〝Buckdancers Choice〟のキラキラと輝くようなイントロが始まった瞬間から、そのギターのトーンに魅了されてしまいました。
この曲での彼の演奏には、カントリーもあればブルースもジャズもラテンも何もかもがあって、それらが集まってひとつの大きな河のように豊かな音楽となって流れていくというか。とにかくこの1曲だけで幸せな気持ちになってしまったのです。
アルバムでは、他にジェフ・ベックとの共演で知られるジミー・ホールをヴォーカルに迎えたブルース・ナンバー、ヴィンス・ギルをフィーチャーした〝You're Still On My Mind〟などの歌モノと、トラップのギターを中心に据えたインストが半々くらいで構成されています。
インスト曲の中の1曲。中盤くらいからエモーショナルに畳み掛けるソロに思わず熱くなってしまいます。とにかくギターが歌う、歌う!
アラバマ州出身のトラップはブルーグラスやサザンロック、ブルースを聴いて育ち、フロリダのビーチのバーでの演奏で経験を積んだ後、2001年にナッシュヴィルへ。そしてアリソン・クラウスやエミルー・ハリス、ジェリー・ダグラスをはじめとして錚々たるアーティストたちのセッションに参加しています。
ソロとしては2作目となる本作では、ロン・エリスのピックアップを載せたテレキャスタータイプのギターを主に使っているそうです。アルバムでは本当に豊かな音色を聴かせていて、改めてテレキャスターって万能なギターだなぁ、と思いました。
結構前の動画なので、このギターがそれなのかどうかは分かりませんが、、こういうのを観るとやっぱりテレキャスターってカッコいいなぁ、と思います。この曲はアルバムに入ってます。
ちょっと、いつかこの曲やりたいな……。
これも美しい。いつか、上手くなったら、いいテレキャスターを1本持ちたいなぁ……。
まぁ、そんな日を目指して、練習するしかなさそうです。
いい音楽を聴くと、練習の意欲も湧いてきますね。
追記↓