アメリカのシンガー・ソングライター、ケイシー・マスグレイヴスの新しいアルバム『Golden Hour』を聴きました。
あぁ、とてもスマートな音作りだなぁ、と思いました。
ジャンルというものに当てはめるならカントリー、ということになると思いますが、アウトプットの仕方がとてもソフト。土の匂いはそこそこに、60年代からのポップスの美味しいところを随所に散りばめた、というか。どこかに必ずフックがあって、「あれ、これどこかで聴いたことある」みたいな懐かしい感じがどの曲からも感じられるのです。
※あ、忘れた頃に「なつかし」が出てきた……。
決して押しが強いような印象は受けないのですが、どこかに必ず惹かれるところがあって。そして、聴いていると安心するような、中庸の魅力と言えばいいのでしょうか。(かなり)古い言い方だと「スルメアルバム」とも言えると思います。
YouTubeにもアルバムからの曲がUPされています。
曲の骨格はちゃんと(?)アコギが作っているところが、また憎いところです。
この曲は白眉だと思います。こういうダンサブルなアレンジ(だけどバンジョーが効いてる?)がなされた曲を、ギター1本で骨格をさらってみるのはとてもいい勉強になるな、とも思いました。
いずれにせよ、素敵な音楽に出会えることは、とても幸せなことだなぁ、と今日も思ったのでした。
あ、今思い出したけど、このアルバム、昔買ったような気が……。
今度CDの棚をさらってみようと思います。