40→70 ギターでデビューする!

ヤマザキです。40歳でギターを始め、8年目に入ってしまいました(2021年現在)。無謀にも70歳までにデビューするという目標を立てているのだが、はたして……? 普段はライター業をしています。

あな恐ろしや音楽の底なし沼 ―― スウェーデンのアコースティック・トリオ、ヴェーセン

今日は、スウェーデンのトラディショナルを基調としたアコースティック・トリオ、「ヴェーセン(Väsen)」の来日公演を観に行ってきました。

 

www.mplant.com

 

ヴェーセンのことをひと言で表すのはとても難しい。

スウェーデンに伝わる伝統楽器ニッケルハルバ、5 弦ヴィオラ、12 弦ギターによるトリオ。

 

トラッドなんだけどトラッドでなく、モダンなんだけど、、やっぱりモダンで(笑)。トリオだけどオケのようであり、オケのようでトリオ。。

もうなんだかなぁ……。

 

まぁつまり、「百聞は一見にしかず」というのを地でいくようなグループなのです。

 

youtu.be

NPR のTiny Desk Consert 。

これを観ていただければ(あー、スッキリした笑)。

 

それで、このブログ的には、やはりギターに触れなければ。

 

ギター担当のローゲル・タルロートの、チューニングが面白い。

「ADADAD」なのだと。

このチューニングからなる不思議な響きは、まるでベースとドラム(ブリッジミュートがひとつの鍵かな、と思いました)と、そしてもちろんギターも兼ねているような。

 

ヴェーセンのことは 10 年ほど前に知り、来日するごとに観てきたのですが、今回やっと、彼らの面白さが何となく分かってきたような気がしました。

 

内声というか、ハーモニーを意識して聴くと楽しさ倍増という……。

逆にいえば、ハーモニーを意識する楽しさを、彼らが教えてくれていいるとうか。

 

今日のライブは、最初こそギターだけ意識して観ていたのですが、ギターを聴くには他の 2 人も聴かないとその面白味が分からない。ニッケルハルパヴィオラの絡みを聴いてこそ、ギターも楽しめる。

つまりは、3 人の音を同時に聴いてこそ楽しめる……。

 

……うむ。

 

書けば書くほど自分でも訳が分からなくなってきた(笑)。

 

この底なし沼的な音世界、とても恐ろしい。。

だけど、この中に入ってみると、音楽のとてつもない素晴らしさが待っているような気がする。

 

まったく収拾がついていないけれど、自分がギターを始めたことによって、彼らの素晴らしさが垣間見えてきた、ということに、今日のところはしておきます。

 

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写真は、VOLVO STUDIO AOYAMA で行われたレセプションパーティにて。