40→70 ギターでデビューする!

ヤマザキです。40歳でギターを始め、8年目に入ってしまいました(2021年現在)。無謀にも70歳までにデビューするという目標を立てているのだが、はたして……? 普段はライター業をしています。

耽美な大人の子守歌 ―― アンソニー・ウィルソンのテレキャスター弾き語り

これは、つい最近の出会い&忘れ物。

テレキャスターとジャズ、ということでいろいろ調べていて見つけたのが、アンソニー・ウィルソンというアーティストが弾き語りを披露している動画。

 

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アコギとは違う豊かな響き、たゆたうような音作りが、テレキャスターの静なる魅力を引き出しているよう。ウィルソンの素朴な歌も美しい。

 

あ、彼はダイアナ・クラールのバンドのギタリストだったのか。そして、お父さんのジェラルド・ウィルソンはビッグバンドの世界では重鎮的な存在だったようです。

 

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そして、ジュリアン・ラージらとSeasons Quartet なるプロジェクトも。

あぁ、自分はまだまだ知らないことが多すぎるなぁ……。

 

ともかく。

ダイアナ・クラールのギタリストという印象が強いのだろう彼ですが、 2016年の『Frgtown』は、ビル・フリゼールを思わせるようなアメリカーナの色が強いアルバムになっています。

上動画は、このアルバム発表のタイミングで録ったのでしょう(〝While We Slept〟はアルバムに入っていないのですが……)。

Frogtown

Frogtown

 

 

エミネムなどの仕事で知られるマイク・エリゾンドをプロデューサーに迎え、ドラムのジム・ケルトナーはじめ手慣れたミュージシャンたちと作り上げたジャンルレスな曲の数々は、アメリカ音楽の粋を集めてギュっと凝縮したかのよう。聴いていると、さまざまな色が重なり合う奥深い夢の中に引き込まれるようで、まるで耽美な大人の子守歌のように響いてくるのでした。

音楽って本当に素的だな、と思えるアルバムの出会いは、心の中を豊かにしてくれます。そしてもっと練習しいようという気にさせてくれます。

そして、テレキャスターってやっぱり素晴らしいギターだ、と思うのでした。