U2 のボノが、ライヴの途中で声が出なくなってしまったというニュースを見ました。
ちょうど先日は義肢を製作している会社の取材で、準備を進めながら「自分が手や指をなくしてしまい、ギターが弾けなくなってしまったらどうしよう」なんて考えてしまったりしたので、彼の声が出なくなった理由がどうであれ、どうも他人ごとではないような気になってしまいました。
今まで当たり前のようにできたことが、ある日を境に全くできなくなってしまう。これはとても恐ろしいことだと思う。
今回に限らず、例えば料理するのに包丁を持つときなど、いつも考えます。考えると、やっぱり恐い。だから指を切らないよう用心する。だけど、用心していても何かの拍子で、そして様々な原因で、ギターを弾けなくなることがあるかもしれない。そのときの心構えというか、「ギターを弾くことができない」という事実を、そのときに自分は受け入れることができるだろうか。いつも不安に思います。
今日も出かける前に、少しだけ練習するができた。これは、とても有難いことで、感謝すべきことなのでしょう。
学生の頃、友人に連れられて、ビックス·バイダーベックの伝記映画を観に行ったことを思い出しました。これも、最後はバイダーベックがコルネットを吹けなくなってしまったと記憶しています。
とにかく。
出来る限りギターを弾き続けたいと強く願う限りです。