昨日、トム・イバラのウェブサイトを見ていたら、シルヴァン・リュックの名前が出てきて、懐かしくなってしまいました。
もう20年くらい前になるだろうか、この、ギター・トリオ作品を確かディスクユニオンで買って、かなり愛聴していたのだ。
Trio sud (feat. André Ceccarelli & Jean-Marc Jaffe)
- アーティスト: Sylvain Luc
- 出版社/メーカー: Dreyfus Jazz
- 発売日: 2017/02/01
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アルバムの冒頭を飾るデューク・ジョーダンの〝Jordu〟からスピーディでスリリングかつ歌心もあるという、つまりは全開で。トリオだとピアノの役目もギターが担っている。
そして、ナイロン弦のギター。これが独特の温かみとキレの良さを生んでいて。久々に引っ張り出して他の曲も聴いたけれど、いわゆるアメリカのジャズ的な、ブルース臭さ(黒っぽさ)は感じない。一聴するとクールに感じるんだけど、ベース、ドラムと反応し合って生まれるエネルギーはとてつもなく熱い。この熱さが、ジャズなんだろうなぁ
あぁ、素晴らしい。
当時は、結局この1枚だけを聴いて終わってしまったけれど、この、同じフランスのギタリスト、ビレリ・ラグレーン」とのデュオ・アルバムも人気らしい。これも聴いてみなくっちゃ……。
- アーティスト: Sylvain Luc & Bireli Lagrene
- 出版社/メーカー: Dreyfus
- 発売日: 2000/01/17
- メディア: CD
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2人のライブ。スティーヴィー・ワンダーの〝Isn't She Lovely〟。こちらもテクニックが「歌」にまで昇華していて素晴らしい。。2人とも緩急の付け方が絶妙でうっとりしてしまう。ナイロン弦ギターとフルアコ、2種類のギターの対比も楽しめるのもポイントかな。
いずれにせよ、これも「青春の忘れ物」。
また音楽を聴く楽しみが、ひとつ増えました。