40→70 ギターでデビューする!

ヤマザキです。40歳でギターを始め、8年目に入ってしまいました(2021年現在)。無謀にも70歳までにデビューするという目標を立てているのだが、はたして……? 普段はライター業をしています。

15分、30分でできる曲なんて、本当は存在しない

今日は、あるシンガー・ソングライターのインタビューをしました。

そこで伺った言葉には印象に残るものや、思わず膝を叩いてしまうものがいくつかあったので、ここに記しておこうと思います。

 

  • 15分、30分で曲ができる、というのは違う

よく「この曲はピアノに向かって30分でできました」とか言うけれど、本当はそうじゃない。もし30歳の人が作ったとしたら、30年かかっているんだ。「いつか言おう」と思っていたことや、頭の中にしまっておいたもの、今までの体験。いろんなものやことが、何かをきっかけにひとつにつながり、曲になる。つながるのに30分かかった、ということだと思う。

 

  • 0と1の差はあるけれど、1と100万の差はない

僕が作った曲が、誰かの人生に影響を与えることができたら、これほど嬉しいことはない。そこに人数は関係ないんじゃないか。

 

  • 実は、曲を「作って」なんかいない

何もないところから、形あるものをポンと出す。それが「作る」ということだとすれば、僕はそんなことしていない。頭の中で想像した世界、見える景色を言葉にしているだけ。

 

 

などなど。

 

自分的に一番響いたのが、最初に挙げた言葉。

なるほど、確かに。

 

僕は今、初めてのオリジナル曲を作ろうとしているけれど(進み具合などはいつか場を改めて…)、その言葉に則れば、45年をかけてできるもの。

guitar-itsuka.hatenablog.com

 

45年なんていったら、ちょっとしたヴィンテージ(笑)。

そこには自分の人生が反映されるんだと思うと、とてつもないプレッシャーを感じます。それが誰の心も打たなかったとしたら……0と1の差は歴然。。

 

曲だけでなく、これから自分が書く原稿も、45年かけてできるものか……。ダメだなぁ、オレ、、などど落ち込んできてしまいました(涙)。

 

心して作らないとな、と改めて。

 

 

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関係ないけれど、写真は、僕が姉から譲り受けたアコギの裏に書いてあったもの。昭和50(1975)年8月12日に御茶ノ水で買ったらしい。

もうすぐ43歳。このギターから出る音には43年分の重みがあるのかと考えると、尊いなぁ、とつくづく。