40→70 ギターでデビューする!

ヤマザキです。40歳でギターを始め、8年目に入ってしまいました(2021年現在)。無謀にも70歳までにデビューするという目標を立てているのだが、はたして……? 普段はライター業をしています。

あらゆる学問は芸術であり、ジャンルレスだ。

昨日フィレンツェに着き、今日はスペーコラというちょっとマニアックな博物館に行ってきました。

何がマニアックかというと、人体解剖についての研究というか、人体の解剖図を蝋で作った模型で表現しているのです。しかも、リアルに。
※ 写真は、撮りませんでした。

しかし、説明をしてくれたスタッフが「人体の美はギリシャ彫刻のような表現もあれば、ここにあるような、蝋で筋肉や臓器、血管を再現する方法もあります。どちらもやっていることは同じです」と言うように、美しい。僕は最初、かなりグロテスクなものを想像していたのですが、実際に見ると美しい。艶を感じるほどに、美しい。

ルネサンスの時代、人の身体は一体どういう仕組みになっているのだろう? と死んだ肉体を開き、観察した人々が、最終的に芸術としてアウトプットしたことに畏怖の念を抱いたのでした。

あらゆる学問は芸術である、と言われているような。
芸術も学問もジャンルレス、と言われているような。

自分もギターを練習する際、どんな音楽かではなく、美しいものかどうかをまず考えて取り組もうと思った次第。

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フィレンツェでは AirB&B に宿泊しています。辛うじて最低限の練習はしています。


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そして、ワインが美味い。大体スーパーで食材を調達して部屋で食事しているのですが、安いワインでも味の違いが顕著。ボローニャで飲んだエミリア・ロマーニャ州の赤ワインは柔らかく、トスカーナのは結構鋭い。こう「違いの分かる」あるいは「分かってもらえる」演奏ができるようになりたいものです。