昨日は、約1ヶ月ぶりのレッスンでした。
前回、曲をどのようなカタチにするか、ある程度固まったので、今度はそれをどのように深くしていくか、この1ヶ月で自分の中で貯めてきたアイデアを、試す場として考えていました。演奏面と共に、音作りに関してもいろいろ準備をしました。
トレモロやコーラスなど、音を揺らす系の音をいろいろ試してみたのですが、実際にスタジオで先生と向き合いながらやってみると、結果としては「そういう音作りは、ひとりでやってると楽しいけど、合わせるとなると音の輪郭がぼやけてしまったり、リズムがタイトにできなかったり、いろいろと問題が出てくるね」ということでした。
確かに、曲をアンサンブルとして聴かせるには、実際に人と合わせた状態で音を作らないと、独りよがりな音になってしまうなぁ、と思いました。だけど、そういうことがわかっただけでもいろいろ準備をした甲斐があったというものです。そう思うことにして、また研究を続けていこう。
演奏面では、こういうフレーズとかいいんじゃないか、と考えてきたものを全部試してみる、というわけにはいきませんでした。やはりひとりでやるのと人と合わせてやるのでは、勝手が違うというか、まだ自分が用意したものが自分の中で消化できていない、ということなのでしょう。
「いろいろ練習したものの中で、本番で出せるのは、まぁだいたい1割だよね」と先生。
だけどこういうストックを日々貯めていかないと、その「1割」も大きくなっていかない。やはり日々精進していくしかありません。
しかし、演奏には良くも悪くも自分が出る。例えば言葉だったら、ある程度相手に合わせたりとか、その場を丸く収めるための嘘だったりとか(変な言い方だけど……)、いままで何十年が生きてきた中での蓄積がある。だけどギターに関しては、5年間続けて、ある程度の言葉を覚えたけれど、まだまだ自分が思いついたことをそのまま言ってるだけ、という感じだなぁ。
逆に、音楽でも「冗談」を言ったり、「嘘」をつけるくらいの語彙ができたら、それは使いようによっては有効なテクニックになるのでしょう。
今日からまた、音楽的な言葉を多く、そして効果的に使えるよう頑張ろう。
今使っているギターの、ブリッジピックアップは、セイモア・ダンカンのパーリー・ゲイツ。なかなかワイルドで、いい音がするなぁ、と改めて思いました。こういう楽器の特性も、うまく活かせるようにしなければ。
やることは、たくさんあるなぁ。。