先日、仕事で、ある学校の音楽部活動を取材したのですが、顧問の先生が言っていました。
「定期演奏会では、『上手かったよ』よりも『よかったね、楽しかったよ』と言ってもらえる演奏をしよう、といつも言っています」
上手、下手よりも、心に残る演奏をしよう。観に来てくれる人にとっては、ひょっとして自分たちの演奏を聴くのはこれが一生のうちで最初で最後、つまり一度きりなのかもしれないのだから。
そんな意味で言っているのだそうです。
そういえば、自分が発表ライブで演奏するときは、ちゃんと弾くことが一番なのだけど、その他に「笑う」ことを目標にしています。
そうすることで、楽しさが伝わればいいな、と。
あるいは、ただやってるだけ、というのはそろそろ卒業したい。
つまりは、その前に自分が楽しく弾けないといけないのですが。。
別に笑うんじゃなくて、苦しい顔でも何でもいいのだけれど、顔、あるいは全身で何か表現できたらいいな、と思ってのことです。結果、観る人が喜んでくれたらいい。
人の前で演奏するって、つまりはそういうことかな、と思うのです。
最近、「笑顔率」なんてのが、会議で測って、仕事環境を考えるのに利用されようとしてるみたいだけど、やはり顔の表情が大切なのかもしれません。
別の取材で、ジャズの奏者が言っていたのだけれど、クラシックの人と演奏したりして、その方の奥さんも観に来ていて打ち上げに行ったりすると、こんなことを言ってるのだそうです。
「あなたもしかめっ面ばかりしてないで、●●さんのように楽しそうにやりなさいよ」と。
まぁ、クラシック音楽はお客さんの目も厳しいので、自然と演奏するときの表情も硬くなってしまうのかもしれません。
あるいは、演奏中に笑うという概念が希薄? そこは演奏者にもよるでしょう。
だけどギターは、顔は大事ですよね。
B.B.キングはいつも、顔で語ってる。
このROLLYの顔芸講座(?)はいつもすごいなぁ、と思う。
とにかく。
笑うことに気を取られないように、日々の練習をして自然に弾けるようにすることがまず第一、かな。。